【d!】Ignoraz(能力) (ページ1)

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1核目ページ1

皆は、核というものを知っているだろうか。

思い浮かべるのは、バクダンの核だろうか、

それとも、中心となるものの核だろうか。

今回は、後者の方。
中心となるものの方についてのお話。

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この世界には、「核」と呼ばれるものがある。

人間にも、動物にも、魔物にも、全てのものに「核」は存在する。

平均は、1人100くらい。1匹50くらい。魔物は1000くらい持つものもいる。

自分の場合は、10000くらいだった。

家族や、メイド達はみな恐れて、自分から離れて行った。

最初は、
なぜ？
と思っていたが、次第に、
僕が悪いんだ。核が魔物より多いから……
と思うようになった。

僕が10歳になったくらいだろうか。
核は9900くらいになっていた。

家族は離れていったが、貴族共が寄ってきた。
多分だが、
核が多いなら、戦争に行かせて、褒美を私が貰おう！
と考えているのだろう。

決定権は僕にあるので、いつも拒否していた。

ある時だった。

ある日、ある男が近づいてきた。

??「……お前。いい目をしている。名はなんという？」

当然だが、僕は警戒心を強めて、黙っていた。

??「黙秘……か。いいだろう。お前、私の、いや、私"たち"の所に来ないか？」

『……』

??「もちろん、衣食住と十分な生活は保証しよう。」

『……』

??「ついて来る、というなら、名を教えろ。」

『フェーイカイト・A』

??「いいだろう。気に入った。こい。私は、グルッペン･フューラーだ。」

これがグルッペン･フューラーとの、1番最初の出会いだった。

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To Be Continued ーーー→