涙が2粒 ページ3
赤葦side
今日、俺達は売られている獣人を助けるため獣人のオークション会場に来ている。今日はなぜだか人が多い。ふと壁を見ると、一枚の紙が目にはいった。その紙には゛世にも珍しい多数の獣になれる獣人、スノーストーム・ユキ・エリクサー。そしてその付き人゛ライル・ライム。゛と、書かれていた。
?「お?赤葦、どうしたんだ?」
その紙をじっと見つめていると、後ろから声を掛けられた。振り向くとそこにいたのは、音駒院の長、黒尾さんだった。
赤「いや、この紙に書いてある獣人なんですが……、どうもたくさんの獣になれるそうで、今日売られるそうです。しかもこの写っている写真見てください。体の至る所に傷があります
。それだけじゃなくて打撲痕も。」
黒「こりゃ酷ぇな……。よし、今日はこの二人にするか。傷も早く治療しねぇとな。それにしてもこの、スノーストーム・ユキ・エリクサーって奴、女か?隣はツッキーに似てるけど。」
確かにこのスノーストーム・ユキ・エリクサーって人、見た目だけでは女性に間違えられるだろう。だか、この人はれっきとした男性だ。隣の人は確かに月島に似てるけど。
赤「黒尾さん、このユキって人は男性ですよ。ほら、名前の下に書いてあります。」
黒「まじかよ……。あ、やべっ。オークション始まっちまう。行くぞ赤葦。」
赤「はい。」
待ってて下さい。今、助けてあげますから。貴方達に幸せをあげますから。もう少しだけ待ってて下さい。
俺は黒尾さんと月島、そして木兎さんと一緒にオークション会場にはいった。
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作者名:烏野の11番 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月23日 22時