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奏多「試験があるそうなのですが、それを突破しないと入学できないと言われました。」
『ちっともやり方も変わってないわ(笑)
いいわ、受けて立つ。
準備お願いね。』
奏多「かしこまりました。」
やっと見つけた。
この時をずっと待っていた。
覚えてないのも好都合。尚更、潰しやすい。
『楽しくなってきた。』
〈登校〉
奏多「姫様。到着致しました。」
『ありがとう。行ってくる。』
奏多「お気をつけて。」
車からでると、すぐの所に中年の男がいた。
でも、そいつは……。
『よっぽど、ここに恨 みがあるみたいね。』
「見えるのか！？よかった!!助けてくれ！」
『話だけ聞いてあげる。ただし、3分間ね。』
どうやら、この学校に以前勤めていたらしく、あの9人に不当解雇を言い渡されたとか。
男「俺は何もやってねぇんだ！」
でもね……。
『よ〜く、わかった。
けど、今回はあの9人が正しいわ。
認めたくないけど。』
男「なんだと！？」
『あんた、何人奪ったわけ？』
顔を歪ます男。
『まぁ、ざっと見ても30はくだらないか。
そして、あの9人に解雇を言い渡され、逆 恨みとは恐ろしいわ〜。』
男「証拠は！？証拠なんてないじゃないか!!」
『あんたの後ろに沢山の人がいる。
それが証拠。
気おつけな。被害者たち悪鬼になってるから。』
男「悪鬼？」
『つまり、悪霊。
飲み込まれる前に、許しを乞え。』
男「俺は何もしてない！」
『あっそ。もう、知らないわ。
あんたの罪は相当でかい。
せいぜい、地獄で反省するといいわ。』
学校の中へ歩き出したら、男がこちらに来た。
だが……
男「う”わぁあぁぁぁ！焼ける！熱い！」
『バカね。
大人しく従っていればいいものを。』
男「お前を許さない!!」
『私じゃないわ。
あんたが殺 した被害者達よ。』
男はうめき声をあげながら、消えていった。
それは消滅したということ。
『ほんとバカよね、あんた達。』
私がそう言ったのは、被害者達だ。
『悪いけど、今回の事は見逃せないから。
消えてもらう。』
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作者名：Yui | 作成日時：2024年2月13日 22時
