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佐久間のお母さんに叱咤激励され、堪えようと思っていた涙が堪えきれなかった。
佐久間父「全部出しきれ。
受けとめてやる。」
その言葉を皮切りに、各々が涙を流した。
出し切ったあと、なぜか気持ちは晴れていた。
その日は、佐久間のお母さん達も泊まってくれたので、気持ちも落ち着くことができた。
『パパ…？』
ふと、ぐっすり眠っていたAが起きた。
『パパ。ごめんなさい。』
佐久間「え？」
何が？
『あのね、Aね、嘘ついちゃった…。』
Aが目を見て、真剣に話してくれた。
『リュックね、本当はね、ずっと前から壊れちゃったの…。』
うるうるしながらも、必死に言葉を繋げてくれる。
『ばあばに、何回も直してもらったけど、ダメだった…。』
佐久間「そっか。偉いな！ちゃんと言えて！」
カバンが壊れるのはしょうがない。
Aは物を大切に使う子だって俺が、俺らが知ってるもん。
『でも、あれはパパ達が働いたお金だもん。』
佐久間「そうだね。パパがお仕事でもらったお金でリュック買ったんだよ。
けど、壊したのはわざとじゃないでしょ？
パパは知ってるよ。Aがちゃんと物を大切にしてるの。
だから怒らないよ。」
『あのおばさん…』
佐久間「うん？」
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「どうぞ。」
あの日の犯人と会うことになった。
何でも事情聴取が進まないらしい。
女性刑務官に連れられてきた女は若かった。
あの時は顔もまともに見ることはなかったから。
「…何しに来たの。会いたくもないはずよ。」
目黒「出来れば二度と会いたくなかった。
けど、聞きたいことがあって来ました。」
「何。」
佐久間「Aから聞きました。
“おばさんは守ってくれた”って。」
「嘘に決まってるじゃない。
大体、あの子を助ける理由なんてないんだから！」
深澤「遊園地に行く時に、知らない人から声をかけられた。しかも俺たちのファンの子に。
Aは怖かったって言ってました。
何度も何度もしつこく付きまとわれたことに恐怖を感じたと。
連れ去ることが目的であればこういった時絶対に見捨てるはずだ。
けど、見捨てることなくあなたがとった行動は、ただAを守り安心させた。
その事にAはありがとうって言ってました。」
岩本「本当の目的はなんです？」
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HIKARU(プロフ) - 続きが気になります (3月26日 1時) (
レス) @page41 id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！美紀さんも体調崩さないよう元気でいてください。お気遣い感謝いたします！ (12月18日 6時) (レス) @page6 id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいので体調に気をつけましょう (12月17日 8時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yui | 作成日時：2023年12月15日 19時
