雪男達の溺愛子育て日記 2

アレルギー ページ22

ラウと俺がオフの時、それは突然起こった。


『うぇーーーーーん！！！！！』


ラウ 「A、起きたみたい！行ってくる！」


今日は久しぶりのグズグズデイの日だなと思ったその時、ラウが寝室から大きな声で叫んだ。


ラウ 「ふっかさん!!!!早く、来て！！」


只事ではないと思った。
走って向かうとそこには、全身真っ赤で、目も充血が酷いし、腫れてた。


深澤 「ラウ、病院の準備して！

俺はタクシーつかまえる。」


タクシーをつかまえて、真田先生のいる病院に駆け込んだ。
看護師さん達も、優先順位を上げてくれて、すぐ真田先生に診てもらえることになった。
その間に、ラウがみんなに連絡をした。


ラウ 「みんな、仕事が終わったらこっち来るって。」


深澤 「わかった。」


タクシーの中でずっと泣いていたAが腕の中で静かになった…いや、違う。


深澤 「A？ A！A！」


ラウ 「看護師さん、早く来てください!!」


意識がなく、急いで真田先生に診てもらったら何とか落ち着いた。
それから間もなくして、全員が来た。


岩本 「ふっか！Aは！？」


深澤 「今、落ち着いた。」


宮舘 「なんだったの、原因は？」


真田 「アナフィラキシーショックです。」


真田先生が部屋に入ってきた。
額には汗がうっすらとかいてる。

真田 「すみません、遅くなって。

病状をご説明させていただきます。

一旦、座りましょう。」


Aを囲むようにして座り真田先生から話を聞く。


真田 「血液検査と、抗原検査をした所食べ物の落花生・木の実アレルギーだという事が分かりました。」


落花生？
直接は食べてはいない。


真田 「今日の朝ごはんって何食べましたか？」


宮舘 「トーストです。」


真田 「何かつけて食べましたか？」


向井 「ピーナッツ…」


真田 「それが原因だと思います。

食べてる時は何ともないのですが、時間が経ってから悪化する場合が多いケースです。

これからの治療として、点滴と薬を使って症状を落ち着かせていきましょう。

5日後に退院する予定で組んどきます。

落ち込まないで、アナフィラキシーはいつ誰がなってもおかしくありません。
責めないでください。」

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