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深澤 「なんで？」
「リンパに菌が入って、それが奥深かったの。
気づいた時にはもう……ごめんなさい。」
母ちゃんの泣き声が聞こえて、母ちゃんのせいじゃないと慰めた。
本当は、1時間後に乗る予定だったけど、いてもたってもいられなくて、全員にまだ何も言わずただ新幹線に乗り込んだ。
知っているのは俺とマネージャーだけ。
駅に着き車で病院に向かっている途中に話した。
深澤 「起きている人だけでいいから聞いてくれ。
Aが入院した。今集中治療室にいるらしい。」
佐久間 「……冗談だろ？なんで？」
深澤 「菌が体の中に入って悪さをしたらしい。
電話をもらった段階では体の奥深くに入ってる。
意識は戻りつつあるけど、今日が峠みたいだ。」
ラウ 「……罰が当たったんだね。」
その言葉が今の俺らにとったら重く響いた。
病院につき、急いで集中治療室に向かうと、無数の機械に繋がれていた。
真田先生が来て説明を受けた。
真田 「Aちゃんの病名ですが急性リンパ管炎です。
おそらく、傷口から菌が入り感染したと思われます。」
そういえば、最近転んで怪我したって言ってた。
目黒 「治るんですか？」
真田 「今、抗生物質を投与しています。
そのうち、菌が出ていってくれますが、Aちゃんの場合、体の奥深くに入っています。
それが今なかなか出ていかなくて、熱も下がらない状態です。
お母様から聞いたと思われますが、今日が峠です。
今日を乗り越えたらひとまず安心です。」
集中治療室にいるAに会いに来たけど、ガラス越しで会った。
そばに行きたい。そう思っていたその時
真田 「Aちゃんのそばに。」
全員が防護服に着替えてAのそばに行く。
渡辺 「Aごめん。」
Aの手を握った時、温い。
そりゃあそうだ。まだ生きてるんだもん。
翔太がごめんって何度も言うけどそれはみんな思ってることだよ。
深澤 「A、我慢させてごめんな。
パパ帰ってきたよ。」
そう言うと微かに小さな手が動いた。
深澤「寂しい思いばっかさせてごめんな。」
自然と涙声になるし、気づいたら涙が流れていた。
口から出るのは謝罪の言葉。
深澤 「A、元気になったら行きたかった動物園行こうな。」
そう言ったら、小さな手がギュッと握り返した。
機械が反応して、目がゆっくりと開き、俺の顔を見て小さな声で『パパ』と呟いた。
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MORIMORI(プロフ) - えーと、日本語間違えてますよ。『寝る間も惜しんで』が正解です。寝る間を惜しまなかったらずっと寝てしまうことになりますよ。物語は面白いのでこの先も読みます。 (2月14日 23時) (
レス) @page12 id: b6902e088b (このIDを非表示/違反報告)
tom - 寝ることを惜しまず、、、 めっちゃ寝てるやん (2月10日 14時) (レス) @page14 id: bbda37dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - HIKARUさん» 更新しました！是非読んでください！ (8月26日 20時) (レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 続き読みたいです (8月25日 21時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yui | 作成日時：2023年8月9日 2時
