パパへ ページ11
深々と礼をしてきて、菅井さんは素敵な大人だと思った。
顔をあげて、俺たちにこう言った。
菅井 「実は、Aちゃんの面倒見ていたの私なんです。」
佐久間 「そうなんですか！？」
菅井 「Aちゃんが保護された時まだ小さくて、ミルクもあまり飲まない子で、それに笑った顔も見たことありませんでした。」
あれ…神田さん言っていたよな。
菅井 「Aちゃんが今ニコニコしているのが分かる気がします。
きっと皆さんを“パパ”だと思っています。」
パパ…
菅井 「焦らなくていいんです。
可愛いだけじゃ子育てなんて簡単にできない、そう思ってるのは当たり前です。
むしろ皆さんはその考えに至っていることじたい正しいんです。
ゆっくりでいいんです。ただ真っ直ぐにこの子を自分達が思うまま愛情を注いでください。
現に里親になった私が言うんです。大丈夫です。
乗り越えられます。」
岩本 「菅井さん、もし困ったことがあったら連絡していいですか？」
菅井 「もちろんです！お待ちしています。」
菅井さんは一礼して子ども達の所に戻っていった。
俺たちも帰ろうということで帰った。
その帰宅途中の帰り道誰も喋らなかった。
みんな色々思っているんだろう。
でも1つだけ確かなものがある。
それは全員「Aちゃんを幸せにする」ということ。
覚悟は決まった。もう迷わない。
深澤 「滝沢くん、深澤です。
すみません。明日事務所で。はい。はい。
答えが出ました。
もう迷いません。失礼します。」
ふっかが、電話を切ったあと全員で顔を見合わせ、言葉は交わさないがでも心は1つ。
照が「行くぞッ！」と声を出し、再び歩き出した。
Aちゃんを優しく強く抱きしめて。
約束の時間までまだ時間はあったけど、俺らの答えは決まっていた。
社長室に着く頃には、滝沢くんと、マネージャー、神田さん、そして菅井さんがいた。
神田 「もう、いいんですね？
6日間ありがとうございました。
Aちゃんをこちらへ。」
神田さんがAちゃん抱っこしようとした時、急にAちゃんが起きて号泣してしまった。
『うぇーーーーーーーーん!!』
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MORIMORI(プロフ) - えーと、日本語間違えてますよ。『寝る間も惜しんで』が正解です。寝る間を惜しまなかったらずっと寝てしまうことになりますよ。物語は面白いのでこの先も読みます。 (2月14日 23時) (
レス) @page12 id: b6902e088b (このIDを非表示/違反報告)
tom - 寝ることを惜しまず、、、 めっちゃ寝てるやん (2月10日 14時) (レス) @page14 id: bbda37dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - HIKARUさん» 更新しました！是非読んでください！ (8月26日 20時) (レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 続き読みたいです (8月25日 21時) (レス) id: 274ae1ab60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yui | 作成日時：2023年8月9日 2時
