後悔の始まり ページ40
S.W side
渡辺「真壁さんの言う通りです。
俺は結局自分のことしか考えていなかった。
子どもでした。
けど、中途半端な気持ちでAと付き合ってなかった。
ずっと、ずっと好きで。俺の方にやっと向いてくれたのに…。
もう、後悔なんてしたくない。
ちゃんとAと向き合いたいんです。
教えてください。お願いします。」
真壁さんに深々とお辞儀をした。
真壁「謝るの私じゃないでしょ？」
顔をあげて、真壁さんがメモを渡してくれた。
開くと、住所が書かれていた。
渡辺「これって…。」
真壁「これが最後よ。私の優しさは。」
渡辺「ありがとうございます！」
真壁「まぁ、私も知らない訳がないのよね〜
あんたがずっとAちゃんが"好き“だったこと。」
渡辺「え！？」
真壁「気づかないとでも思った？
バレバレよ！ったく。」
渡辺「それって、Aには…？」
真壁「そこまで鬼じゃないわよ。
言ってません!!」
渡辺「ですよね。」
真壁「最初ね、お腹の子の父親が渡辺だって知って驚かなった自分もいたの。
渡辺がやっと報われたんだなって。
嬉しかったのよ。」
渡辺「真壁さん。」
真壁「こんな所で油売るんじゃないよ！
帰った！帰った！」
真壁さんに背中をグイグイ押されドア付近に近づいたところで院内にけたましくブザーが鳴り響いた。
「「「「コードブルー コードブルー」」」」
渡辺「コードブルー？」
ピッチに連絡が入った。
どうやら、某ショッピングモールで火災があったらしい。
怪我人も多数。
そのため、医師が必要らしい。
真壁「渡辺、行くよ！」
渡辺「はい！」
真壁さんと一緒に走り、救外に行くと患者さんが沢山いた。
真壁「酷いわね。」
「なべ！」
渡辺「石丸先輩！」
石丸先生は、俺の救外時代の先輩医師。
石丸「怪我人が多い、悪いが…「大丈夫です。ここは俺が引き受けます。」 助かる。」
手袋をはき、重症患者の治療を行った。
時間がどれぐらい経ったのか、わからないが一向に患者が減らない。
疲れ始めてたその時だった。
看護師「先生！こちらの患者さんお願いします！」
看護師に案内されて行く時、反対側からストレッチャーで運ばれてくる患者さんが目についた。
鼓動が早く感じた。
なぜなら…
渡辺「A？」
頭から血を流しているAが運ばれてきたからだった。
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Yui(プロフ) - あんずさん» 更新が遅れてすみません。仕事をしているので、遅れてしまいました。この先、遅れる可能性がありますのでご了承ください。待っててくれてありがとうございます。 (2023年2月25日 21時) (
レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 更新楽しみにしてます。 (2023年2月25日 21時) (レス) id: 73e073c47a (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます。今日も更新しますので楽しみ待っててもらえたら嬉しいです。 (2023年2月20日 12時) (レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 更新楽しみに待ってました。これからも、楽しみに待っています。 (2023年2月19日 22時) (レス) @page42 id: 73e073c47a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yui | 作成日時：2023年1月6日 0時
