検索窓
今日:3 hit、昨日:27 hit、合計:65,905 hit

対面 S.W side ページ28

鮫島「そうか…お腹の子はお前との子か…。」


渡辺「……。」


鮫島「今度こそ僕のものに!!」


そう言って取り出したのはナイフだった。
こいつ正気じゃねぇ。
それに怯む俺でもない。


渡辺「諦めろ。もう終わった。」


鮫島「終わるのはお前だ!」


俺にそのまま向かってくる。
その時……


『翔太!!!!』


なんで来るんだよ。
周りがザワザワし始めた。


葵「お巡りさん、アイツです!」


警察「警察だ!!」


「ナイフを捨てろ!」と怒号の声と共に、鮫島は抵抗せず、大人しく捕まった。
目に涙をためながらこっちに来るA。


『バカ!なんで!バカなことするの?』


俺の胸を叩くAに抵抗せず、ただ受けた。


『お願いだから…いなくならないで。』


叩くのをやめて、抱きしめられた。


渡辺「ごめん、心配かけて。」


Aを強く抱きしめた。
その後、警察の人に事情聴取され、Aがストーカー被害にあったことも話した。
終わったのも2時間後だった。


葵「ありがとうございました。」


元彼が俺のところに来た。


渡辺「俺は別に。」


葵「俺、まっとうに行きます。ちゃんとケジメつけて。

それだけを言いに来ました。」


渡辺「Aには、何も言うことないのか?」


葵「……Aはもう…俺の事なんて見てませんよ。

俺はただ幸せを願うだけ。それだけです。」


「じゃあ。」と言って去っていった元彼。
Aが来て、俺の家に一緒に帰ってきた。
今日は、Aもご飯を作る気がなかったらしく、出前を頼んだ。


『ありがとうございました。』


食べている時にふと言われた言葉。


渡辺「やっと終わったな。」


『明日、家に帰ります。』


渡辺「…そうか。」


これ以上の会話がなかった。
寝る時も、先にAが寝てしまい会話ができなかった。


「帰んな。ここにいろ。」なんでその言葉が出なかった?
それがずっとある。
好きなのに、言えない。
いや、素直になれないだけだ。


背を向けて寝てるとまた抱きついてきた。
それが嬉しく、からかってやろうと嘘寝をした。


『翔太…なの?あの時の人は…?』


意外だった。
Aが気づくなんて。


『…ありがとう。それと、ごめんね。素直に言えなくて。』


抱きついてた手が離れていきそうになっていた。
後悔だけはしたくない…。俺も素直にならなきゃ。
そう思って、Aを引き寄せた。

答え合わせ→←対面



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
406人がお気に入り
設定タグ:渡辺翔太 , 恋愛 , 子ども   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Yui(プロフ) - あんずさん» 更新が遅れてすみません。仕事をしているので、遅れてしまいました。この先、遅れる可能性がありますのでご了承ください。待っててくれてありがとうございます。 (2023年2月25日 21時) (レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 更新楽しみにしてます。 (2023年2月25日 21時) (レス) id: 73e073c47a (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - あんずさん» ありがとうございます。今日も更新しますので楽しみ待っててもらえたら嬉しいです。 (2023年2月20日 12時) (レス) id: b7301d55da (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 更新楽しみに待ってました。これからも、楽しみに待っています。 (2023年2月19日 22時) (レス) @page42 id: 73e073c47a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Yui | 作成日時:2023年1月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。