【鬼滅の刃】狂い咲きの藤の花

妹 ページ8

家族は温かい


みんな優しい。

男の人は怖いけど

あの時みたいに暴力を受けることはもうない。



…それでも父や兄とは呼べない。


千寿郎って言えない。






怖いの、またいつか壊れてしまうのが。



だって、大切だから。




夜は寝れらない。


夢を見るの。あの子が冷たくなる夢。


最近は家族がいなくなる夢を見る。




大切だと思っているからかもしれない。


思い出さないほうが良いのかもしれない




…忘れたほうが、楽かもしれない。






『…！！』


足音だ、堂々しているから


多分



煉「ただいま帰った！！」



傷はまだあるが

痛みはないため居間に向かう。





『お、おかえり！なさい！』



煉「！！よもや！」



大きい声で話せるようになったからか


大きい目をさらに見開いて驚いている。



千「一緒に練習したんです。


兄上を驚かせたくて。ね、姉上。」




『う、うん。家族だから、


ちゃんとお礼、言いたくて。



えっと迷惑を…



を…？「コソ)かける」あ、



かれるかもしれませんが、




これから、よろしくお願いします。』




頑張って笑う


口角を上げて笑うといいって言われた。








煉「…………。




妹とは、いいものだな。千寿郎。」





千「はい、兄上！」

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