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累くん ページ24

炭治郎side



女の子は迫り来る糸を無造作に切りながら進んでいく。




『わぁ凄いや、こんなに自在に糸を操れるなんて



私あやとりしたことないんです。



ほうきって作れます?



どうも細かい作業が苦手で、指に糸が絡まってしまったことがあるんです…





累君ならどうします?』



にこやかに、恐ろしい笑みを浮かべ進んでいく。





累「へぇ、面白いね。


鬼になったら家族にしてやってもいいよ。」



まずい…!相手は十二鬼月だ!



ねずこの時みたいに…?





あの子が何者かは分からないが助けないと!





『家族?累君と?』



累「そうだよ、僕の姉さんになってよ。


僕を守るんだ、力をあげるよ。



手始めに後ろの奴らを殺してきて?

そしたらあの方の所に連れて行ってあげる。」




…!?


俺は至る所を怪我してる。

糸を切る早さにしても、体運びにしても


俺よりあの子の方が強い。




炭「!待ってくれ!!『待ちません。』



…死んでしまう。




『待てません。』





ゆっくりあの子は鬼に近づく。




『累君、私は友達になりたいんだけどなぁ。』




累「…僕は家族が欲しいんだ。」






『そっか。







ごめんね、私、縛られるの嫌いなの。』





累「じゃあいらない。」




糸が女の子を体に巻きつく。


ばらばらに…!!




『ちなみに私は、指に糸が絡まってしまったら、





切ってしまうんです。ばらばらに。


指に意図がくい込んで、
血が出ることもありますけどぉ、






血が滴る糸がね、いいの。







ほうきは作れないけど、
それはそれで素敵ですものね。



累君とは友達にはならないけど、


絡まってしまう位なら、





ばらばらの方が素敵ね。』








彼女が刀を振るう。






炭「…!!一瞬でバラバラに…!」





あの子は一体…





累「はぁ…!?もういいよ、疲れた。死ね。」






鬼が、手を伸ばして、術を…





『…手を伸ばしてどうしたの?



握手かな?でもごめんね。









ーーーお手々がないから無理だね!!』






鬼の手はすでに切り落とされていた。


わざと、首を切らなかった。





炭「くッ、(まずい、この子はまずい!)」





本能が感じてる、この子は危ない






その時




ザッザッザッ





冨「俺が来るまでよく耐えた。」





炭「…!!」






突如現れた半々羽織のこの人…!







『…へ?』





鬼を連れた俺と鬼が友達のこの子との出会い

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姫華(ヒメカ)(プロフ) - 編集の所に設定みたいなマークがあると思うんですが、そこからルビという所を選択すると、ふりがな?が着くと思います。 (2019年11月9日 12時) (レス) id: 16c4b6ebdc (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ外して下さいねー。 (2019年11月4日 12時) (レス) id: 6bfb0a3970 (このIDを非表示/違反報告)
ヤツシロ(プロフ) - これだけオリジナルフラグと言われているのに外さない方がほんと多いんですね (2019年11月4日 10時) (レス) id: 9a3358abae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナデ | 作成日時:2019年11月4日 10時

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