【鬼滅の刃】狂い咲きの藤の花

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ーーあの人達…？




『(誰だっけ。忘れちゃった。)』






鬼の腕を切り落とす。



鬼「…ッグゥ…！くそ、くそくそくそっ！！」







…まぁ、どうでもいいや。






鬼「舐めるなよ人間！」






鬼が一気に距離を詰める。








鬼「っこの私が、鬼である私が…！！


こんな小娘に、人間なんぞに負ける訳あろうか！！」





鬼を攻撃を間一髪避ける。

着物の裾がちぎれた。




攻撃を受け流しながら思う。




『…え？』





鬼だから人間に負けない？






ーーーー鬼だから、人間より強いの？









それは、








『…………ちがうよ。』




なんだか、心に引っかかったの。







鬼「あぁ！？」






『鬼だから勝てないんだよ？』







…私何言ってんの？





『鬼は体も大きいし、力もあって人を喰う。





けど、けどね。












一番怖くて醜いのは人間だもの。』









家族以外と関わらなかった私が、


鬼と初めてあった私が。









…まるで、知ってるかのように。







鬼「…は。」




鬼はポカンとこちらを凝視している。









っもういいのに、

ここには型を作りたくて来たのに。






充分だから、早く首を切って帰らなきゃ。









…でも口は止まらない。








言わなきゃ気が済まないみたいに。






どんどん言葉が出てくるの。







『ッ、人間は…







人間は鬼と違って、

朝も昼も夜もそこら中にいるの。






群れて行動するし、


周りの人間に流されて簡単に好いて

勝手に嫌うし傷つけて裏切る。








…数の暴力は凄い。









鬼は食欲のままに生きているけど、


人間はそんなに単純じゃないの。









何にも持ってないくせに、なんでも欲しがるの。』








鬼を見て思う。









『それを知らずにここにいるのなら



お兄さんは幸せ者だったかもしれないね。』







ピキッ、鬼がキレた。



攻撃の手を止めて睨んでくる。









鬼「私がっ幸せ者だと…！！



何にも知らない小娘がぁ！！！



知った口を叩きおって！稀血などもう良い！




お前なんぞ、



お前なんかぁ、






切り刻んでやる！！！」









“ 血鬼術 鎌鼬 ”









〜〜〜〜〜〜


鎌鼬…かまいたち

って読みまーす。漢字って難しい…。



ふりがなのつけ方ってどうやるのでしょう。


教えてくれる優しい方、コメントへお願いします。

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