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驚きが2つ ページ15

鬼「こんな夜遅くに出歩いちゃ駄目って
言われなかったかい稀血の娘?」





『…随分流暢に話すね。』





知性があるって事はそれほど人を食ってきたという事





鬼「ふふっ、返事が返ってくらとは!


大抵は怯えて声も出せないものを。」




『…そうなんだ。』




驚きが2つ。




一つは思ったより鬼が強いという事




鬼は余裕があるからか、すぐには襲ってこない。







『(…いや、周りに人がいないか伺っている)』






怪しいかと思ったのか鬼殺隊がいるんじゃないかと疑ってる







流石にこんな幼子が刀を持っているとは思ってないみたい。







鬼「…なんだ、本当にお前一人とはな。」





『そーだよ




…ごめんね、お兄さん』






鬼は人の匂いに敏感だという
…本当にこの辺りは無人なんだろう







鬼「…は?」







『悪いけど…私の実験に付き合ってもらう!』








二つめは




グサッ!





鬼「が!?、グゥウ…!!」






鬼の腹を刀が通る







『…ふ、はぁ。』








鬼を傷つける事を楽しみにしている自分がいる





グシャッ…!




腕が飛ぶ






血飛沫が上がって顔や服にかかる





『…はぁあ…!!』





鬼「くっ、刀を持っていたのか…!!」





度々あがる血飛沫に




ココロ踊る私がいる






『(どうしてだろ、汚いもののはずなのに







…こんなにも綺麗に見えるのは。)』







手足を切り裂いたが
たちまち傷が消えていく





鬼「…ふぅ、ぅ。」




『へぇ、…。』




こんなに近くで鬼を見たのは初めてだ。




『再生するの早いんだね、お兄さん。』





鬼「お前、何者だ!鬼殺隊か!?」




お兄さんは叫ぶ。







鬼「隊服でもなく、首も切ろうとしない!





なんなんだお前!なんなんだ!!」






お兄さんが何か言っている

でもね、辛そうな顔で血塗れで言っても効果なし。







それにしても




『お兄さん、今夜中だよ。』




鬼「っはぁっ!?」





あの子も言ってた。




『夜に大きい声出すと、
周りの人が困るんだって。』






今日の私、よく喋るなぁ




『(家族ですらこんなに会話した事ないや)』






『それに私はただ話しかけただけだよ

そんなに怒らなくても良いじゃん』



事あるごとに怒鳴るお兄さん




鬼「っくそ、舐めるなよ!」




はぁ…



『だからあんま大きい声出さないで。』





…あの人達と重なるから、さ。

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姫華(ヒメカ)(プロフ) - 編集の所に設定みたいなマークがあると思うんですが、そこからルビという所を選択すると、ふりがな?が着くと思います。 (2019年11月9日 12時) (レス) id: 16c4b6ebdc (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ外して下さいねー。 (2019年11月4日 12時) (レス) id: 6bfb0a3970 (このIDを非表示/違反報告)
ヤツシロ(プロフ) - これだけオリジナルフラグと言われているのに外さない方がほんと多いんですね (2019年11月4日 10時) (レス) id: 9a3358abae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナデ | 作成日時:2019年11月4日 10時

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