２６話 ページ26
「只今帰った！！！」
よく聞く大声と玄関の戸が開く声で目が覚める
「ん・・・
今何時・・・？」
隣ですやすや眠る千寿郎君を横目に時計で時間と確認する
「嘘！９時！？
千寿郎君起きて！朝ご飯の準備しなきゃ！」
う〜ん・・・と眠そうに目をこする千寿郎君が可愛くてほっこりしてしまう
ってそんなのんびりしてられない！
急いで布団から出ようとすると廊下から足音が聞こえてきて
「千寿郎、居るのか・・・？」
と勢いよく襖が開いた
そこには驚いた顔で私を見る煉獄さんが居た
「あの・・・寝坊してしまって・・・
すみません、急いでご飯とお風呂の用意をしますので」
そう言って立ち上がろうとすると
「よもや！君たちは一体何をしているのだ！
なぜ同じ部屋で寝ている！」
といつものように言っているように聞こえるが少しだけ不機嫌そうに言う
お仕事で疲れているのに私たちがのんきに寝てたら嫌だもんね・・・
そう思って
「ごめんなさい、昨日千寿郎君と遅くまでお話ししてしまって・・・」
と弁解するが煉獄さんは
「寝坊したことは怒っていない！
なぜ一緒の部屋で寝ているかと言うことを聞いているんだ！」
と問う
そんなに一緒の部屋はだめなのかな・・・
と思いつつ煉獄さんが居ない夜が寂しいので二人で遅くまで話しているうちに・・・と説明すると
「千寿郎が可愛いのは俺も認める！
だが君は女性なのだからもっと自覚を持ちなさい！」
と少しだけ不満そうに言われた
よく意味が分からないが千寿郎君と同じ部屋で寝ること自体は駄目なようではないので安心する
分かりました、と告げ急いで朝の準備をしようとすると煉獄さんから驚きの提案をされる
「俺も一人ではなく皆で寝てみたい！
２人も普段屋敷の管理や家事などで疲れているだろう！
皆で昼寝でもしないか？明日は久しぶりにお休みを頂いたのでたまには皆でのんびりするのも悪くないだろう！！」
ご飯は起きてから外に食べに行けばいいと満足そうに言う
一緒に！？
驚いて何も言えないでいると少し眉毛を下げて駄目だろうか・・・？と聞く煉獄さんが可愛くて駄目じゃないです！と即答してしまった・・・
きっと煉獄さんも１人は寂しいのだろう
私達がうらやましくて少し不満そうにしていたに違いない・・・
そう思いながら楽しそうにお昼寝の準備をする煉獄兄弟を見つめた
そして私が煉獄さんの本当の気持ちを知るのはまだ先の話だ
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しろねこ(プロフ) - こんにちは！同じしろねこさんですね笑 更新頑張ってください！ (2021年6月25日 0時) (
レス) id: a079615375 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - まゆさん» そんな風に言ってくださって感謝しかないです！少しづつの更新になると思いますがよろしくお願いします！応援ありがとうございます！ (2021年1月18日 2時) (レス) id: f94644e352 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 煉獄さんがかっこよすぎて涙が出そうになりました！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2021年1月17日 21時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - 麗さん» コメントとご指摘ありがとうございます！何とも恥ずかしい間違いを...。すみません。出来るだけ早く訂正します！ (2020年11月10日 13時) (レス) id: 7237089148 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 23ページ 昔の家は家事で の 家事 は 火事 だと思います (2020年11月10日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろねこ | 作成日時：2020年10月3日 1時
