【約ネバ】自宅警備員のモブがマンホールに落ちたらこうなる！【男主】 (ページ26)

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「エマが.....ないたんだ

普段滅多に泣かない子なのに」

そうだよね、この子達本当に泣かないわぁ

しかも、レイは泣いた顔見たことない

見たかったとか言わないもん

死ぬ前に1度見たかったなんて言わないもん

「怖いから泣いてるんだと思った

僕も怖かったから.....でも違ったんだ

僕は自分が死ぬのが怖かった.....

けどエマは家族が死ぬのが怖くて泣いたんだ

すごいよね......あの状況で何かを守ろうと

考えられるんだ」

そうだよ、すごいんだようちのエマは

「でも正しくない！！泥舟だぞ！

.....ぶっちゃけ3人だろ？.....3人なら逃げられる！

お前は正しい自分を恥じるな

情で判断を曲げるなノーマン！！」

「違うよ、レイ

僕も泥舟をつくりたいんだ」

「.....は......なんでだよ

おまえは違うだろ！！？

もっと冷静で....いつだって正解を.....」

俺たちより、誰よりも

「なのにどうして.....」

「好きだから」

.....突然の愛の告白

「好きだからエマには笑ってほしいんだ」

爽やかに言ってのけたぞ！

俺が.....俺が前世で告白するのにどれだけ

時間がかかったか！！

くそ！これがイケメンか！？

「.......頭おかしいだろ.....」

それは俺です

「それでエマが死んでもいいのかよ！！」

「死なせない

そのために僕は僕を利用するんだ」

来たぜ！名言、約ネバ最高

「幸い僕はやろうと決めてできなかったことは

1度もないんだよ～」

こいつ.....！周りにお花が飛ばせてやがる！

俺は頭がお花畑なのに......。

これが天才か！！

「泥も焼けば器になるでしょ、土によるけど

泥舟が必ずしも沈むとは限らない」

「馬鹿げてる！」

「.....かもね」

「？」

「どうする？僕もエマも正気じゃないよ

完全に血迷ってる

放っとけないだろ？」

「クソッ放っとけるわけねぇだろ」

「これ見ろよ」

「「機械工学と人類の歩み」......」

「じゃなくて中、出版年」

「2015年.....」

「ハウスにある中で1番新しい

素直に考えりゃ少なくとも2015年までは

本が出版できる世界だったってことだ」

ほーほー、ぎりぎり読んだな

本当は全巻読みたかったけど

「30年前.....」

「さっきはああ言ったがほんの30年

外に人間の社会がある可能性もゼロじゃない

だが、勝算のねぇバクチじゃダメだ

外を知り敵を知り策を打ち生き延びる

やるからには勝つぞ！」

「うん！」

そろそろ行くか