第 1 1 1 話 ページ4
_Aside_
俺が眠ってる間に、グレンの事について話があったみたいだ。そんで内容を、君月と与一に教えてもらった。
君「まぁ、信じるか信じないかはいいとして、少し整理しよう。終わりのセラフはまず、人間を蘇生するところから始まってるように聞こえるな。」
与「人間を蘇生するのには代償がいる。その代償として天罰が下る。そして滅びの天使が現れて世界を滅亡させる…ってことかな。」
君「多分な。だが、俺の妹を鎖が拘束したように見えた。そして、その上に化け物が現れた。あれは何だ?」
そこまで話すと男子トイレにシノアと三葉が入ってきた。
シ「あれが終わりのセラフなんじゃないですか?黙示録のラッパが吹かれ、神様が天使に人間を罰するように命じる。」
『ラッパ……。』
シ「ですが人間はその天使すらコントロールしようとしてましたね〜。しかも成功した。それも二匹…。」
そこで話が終わる。
多分、ここまでぐらいしか分かってないんだよな。
シ「では次に、あの吸血鬼達について話し合いましょう。」
優「…あいつらはいつか絶対裏切る。」
ミ「ん…。だからあいつらが裏切る前に裏切る必要がある。」
君「でもどうするんだよ。フェリドを殺すのは難しいぞ。」
確かに難しいかもしれない。
でも阿修羅丸を使えば、倒せないことはないかも。
『俺の中の鬼に三分だけ心を譲れば、殺せる可能性が…』
君「却下だ。鬼はもっと信用できない。」
き、君月に即答で却下された…。
『フェリドは殺せないし、世界は滅亡している。柊だってなんだって信用できない…。どうすればいいんだよ。』
君「とりあえず今は情報を聞くために殺さないでおこう。ただ、殺すタイミングとか合図とかはあった方がいいと思う。」
シ「じゃあ、聞こえないように小声で話しましょう。」
シノアの言葉に、皆んなが中央に集まり座る。俺は少し離れたところにいた優とミカの腕を引き、隣に座らせる。
.
_トイレの外
フェ「遅いな〜。何にもすることがないから暇だよ〜。ねぇクローリー君、遊ばない?」
クロ「…ねぇ、フェリド君。そろそろ僕にも行き先を教えてよ。これ、どこに向かってるの?」
フェ「大阪湾。グレン君と待ち合わせしてるんだぁ。」
.
_大阪湾
大阪湾に豪華客船が入港する。
「レスト・カー様。日本に到着しました。」
レ「じゃあ行こうか。禁忌を犯した人間と、クルル・チェペシを罰しに…。」
.
197人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mio - 続き楽しみにしています! (2020年2月1日 10時) (レス) id: aad1bfa27f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホットミルク x他1人 | 作成日時:2018年9月24日 14時