検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:12,255 hit

第 1 1 0 話 ページ3

_グレンside_


俺は深夜がいる牢獄へと入っていく。
分かっちゃいたけど、敵意むき出しだな。


深「白虎丸。」


深夜は銃を出し俺に突きつける。
俺は黙ったまま深夜を見る。


深「理由を言え!言ってくれ!お前はこんなことをする奴じゃなかった!…鬼に取り憑かれてるんだ……。そうだろ?」

グ「俺は新しい薬で鬼を制御できている。」

深「ッ! 黙れ!そんなはずはない!もし…それが本当なら、お前が鬼にも真昼にも取り憑かれていないのならば…。」


俺の方を見ながら、諦めたかのように、悟ったかのように肩を落とす深夜。


深「……どうすればいい。」

グ「俺は……。」





_NOside_


フェ「あの俺様君は、仲間に取り憑かれてるんだよ。」

シ「どういう事ですか…。」


フェリドは、顔をしかめて聞くシノアを、にやにやしながら見る。


フェ「八年前、彼にはとても大切な仲間がいた。命を共にする仲間だ。えっと…名前は確か、柊深夜、五士典人、十条美十、花依小百合、雪見時雨。だが、みんな死んだ。」


フェリドの言葉にシノア達は驚いた表情を浮かべる。そりゃそうだ。今名前が出た五人は生きているのだから。


シ「え…ちょちょっと待ってください。そんなはず…」

フェ「で、蘇生された。これは神の怒りを買いとてつもない代償を払わないといけない。それはなんだと思う?」

君「…まさか八年前の。」

フェ「そう。世界中の人間がウイルスで死んだあれ。一瀬グレンはずっと、その罪と罰に独り取り憑かれている。」


フェリドがそこまで話すと、皆んなが静かになる。その時……


『ぅ……んッ。』

ミ「ッ! Aちゃん。」

優「目、覚ましたのか!」

『ぁれ? ここどこだ…。』

フェ「おはよ〜百夜A君。随分遅いお目覚めだったね〜。ここはバスの中だよー。今お話ししてたんだ。丁度休憩にしようと思ってたし、トイレにでも行ってお話しの内容を聞いてきたら〜?」


Aは、フェリドの言葉に戸惑いながらも頷き、クローリーがバスを止めて、皆んなが休憩をする。とりあえず男子は男子トイレへと向かう。

『どんな話だったんだ?』

君「話はグレン中佐についてだ。ざっくり説明すると、今のグレン隊の人達は八年前にグレン中佐以外は亡くなったんだ。」

『は?』

与「それでグレン中佐はその五人を蘇生させた。ただそれは神の怒りを買う。その代償として八年前にウイルスで沢山の人間が死んだんだ。」

『蘇生…。神の怒り……代償。』

第 1 1 1 話→←第 1 0 9 話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
197人がお気に入り
設定タグ:終わりのセラフ , 男主 , 百夜
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mio - 続き楽しみにしています! (2020年2月1日 10時) (レス) id: aad1bfa27f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホットミルク x他1人 | 作成日時:2018年9月24日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。