検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:44,602 hit

第 4 2 話 ページ1

_Aside_


俺の質問に、二人は否定も肯定もしない。

『お、俺のせいか…?俺が…あの時逃げたから…。』


優/ミ「ち、違う!!」


優「Aは何も悪くない!! いいから来い!ここは危ないんだ!!」


『でも、俺には仲間が…』


ミ「違う!!仲間は僕達だけだ…。騙されないで!!人間どもは君を利用…」


三「イヤぁぁぁ!!!」


その時、三葉の叫び声が聞こえた。

振り返ると、俺の仲間が吸血鬼にやられていた……。



ミ「Aちゃん。もう行こう!!」


優「もう、あいつらは助からない!!」


ミカと優が俺の腕を引っ張る。


シ「A…さん…。に、逃げ…」


ク「家畜が、喋るなよ…。」



吸血鬼がシノアの口を塞ぐ。


俺はまた、仲間が…家族が殺されるのを見ているだけなのか…。


家族を守らなきゃ…。


その為には力が……力が要る!!!!



_そうだよ 君には力がいる… だから使いなよ僕達ヲ…


(誰だ?)


_そんな事より 前を見なヨ 君の仲間が死ぬよ?


( ッ?!)



『や、やめろ!!やめてくれェェェ!!!!』


その時…




______ギュル




優/ミ「え……?」




Aの片目が黒く染まった…。









真っ白な世界に、阿修羅丸一人が立っている


『おい、阿修羅丸。これはどう言うことだ?まさかお前、俺を乗っ取ろうとしてんのか?』



阿「まさか…。これは僕の仕業じゃないよ。」


『はぁ?どう言うことだよ?』


しばらく黙る阿修羅丸。


阿「まさか、鬼である僕が、取り憑いた人間のバケモノっぷりに怯えることになるとはね…」


やっと口を開いたかと思うと意味のわからないことばかり言う。


阿「ねぇA。優とミカの言う通りだ。まだ間に合うなら三人で人間から逃げた方がいい」


そう言い…阿修羅丸が空を見上げ
少し目を細める。


阿「あ…だめだ、手遅れみたい。君の人間じゃない部分の暴走が始まる…」


とポツリと呟いた。


俺も阿修羅丸につられ空を見上げた。
空は黄金色に輝き、光が差していた。



『っ?!』


その光から、金色のラッパと天使の様なものが降りて来た。



















阿「 …………ッ?!」



そして、その後ろから


すべてを染めるほどの真っ黒なラッパも降りて来ていた…。
だが、そのラッパに気づいたのは阿修羅丸だけだった。















×「やっと目覚めたねA。 さぁ、僕達の力を使うのは……もうすぐだよ…。」

第 4 3 話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:男主 , 終わりのセラフ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホットミルク | 作成日時:2018年5月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。