第 ９ 話 ページ11
＿Aside＿
グレンの野郎からの手紙にイライラしていると…
？「きゃあ！」
男の声だけど、女みたいな言葉が聞こえた。
声がした方を見ると、1人のひ弱そうな男子を2、3人の男子が囲んで立っていた。
いじめか…パシリか……
どっちみち平和なこったなw
シ「あれを見たご感想は？」
『平和だな。俺には関係ないことだ。』
俺の言葉に呆れたのかシノアがため息つきやがった。
シ「その回答だと友達作るのは無理みたいですね。永遠に謹慎ですよ♡」
気持ちがいいほどスッキリとした笑顔で言ってくるシノア。
永遠謹慎はちょっとなぁ…。
『はぁ〜…。分かったよ。行けばいいんだろ行けば！』
捨て台詞の様なものを吐いて、男子たちの所へ歩いていく。
『おい、その辺にしとけよ。』
俺は、一番偉そうにしてるやつの肩に手を置きそう言った。
「なに？ お前が代わりにパシられてくれんの？」
こいつ典型的ないじめっ子かよ…。分かりやす…。
『いや〜、ほんとお前ら分かりやすくていいわーw』
少し挑発的に言う。これだけの言葉で相手はすぐにキレて挑発に乗るだろう。
「てめぇ、ぜってぇ舐めてんだろ！！」
ほら来た。
その瞬間を狙って俺は足で相手の脛を蹴ろうとした。
………が、できなかった。
なぜなら…
シ「あ、言い忘れてましたが〜。民間人への手出しは、謹慎延長ですよ〜。」
と言うシノアの声が聞こえたからだ。
その声を聞いた俺は固まってしまい…
「おらっ！！」
相手の拳をまんまと受けてしまった…。
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『なんで俺がパシリなんか…。』
ブツブツ愚痴を言いながら廊下を歩く。
与「ご、ごめんね〜。僕のせいで(苦笑)」
さっきのいじめられっ子与一と、
シ「いいじゃないですか〜。お陰でお友達もできたわけですし〜。」
ヘラヘラ笑うシノアと一緒にだ。
．
少ない会話をしながらパシリを終わらせると。
＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞﾝｯ
かなり大きな衝撃音がなった。
『なんだ？』
与「な、なに…。」
状況を確認するために、廊下の窓から外を見ようとすると、
≪ 緊急警報。隣接の施設から吸血鬼が一体、脱走しました。ただちに……≫
は？！ 脱走した！！
じゃあ、今近くに吸血鬼がいるってことか…。
．
絶好の復讐チャンスじゃねぇかよ…。
．
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邪答院つるる(プロフ) - コメント失礼します！面白かったです！第19話の所なんですが、クルル・ツェペシの所をクルル・チェペシになってしまっています。 (2018年11月18日 18時) (
レス) id: d5c5d536a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾎｯﾄﾐﾙｸ | 作成日時：2018年5月17日 22時
