京都校いらっしゃい 1 ページ6
「なんで皆手ぶらなのー!?」
交流会の日。集まった面々を見て、釘崎が叫んだ。
「オマエこそなんだその荷物は。」
「何って…これから京都でしょ?」
「「「「「『?』」」」」」
意味が分からない、というふうに皆が首を傾げる。
「京都で、姉妹校交流会…」
「京都の、姉妹校と交流会だ。東京で。」
嘘でしょ!と嘆く釘崎。そんな彼女にAは今しがた折った折り鶴を渡した。しかし釘崎は要らないらしく押し返されたので、Aはこっそりパンダの毛皮に鶴を差し込んだ。
バレてない。セーフ。
「どうりで最近会話が噛み合わないわけだ。」
「ですね。」
「去年勝った方の学校でやんだよ。」
「勝ってんじゃねーよ!」
『理不尽。』
「俺らは去年出てねーよ。」
未だ嘆く釘崎を横目に吉野がAに話しかける。吉野は既に高専への転入が完了していた。
「そういえば、Aさん、もう大丈夫なの?」
『ん?大丈夫大丈夫!もう元通り。』
「そりゃあそうじゃん、俺の主だし?」
今日の近侍である加州清光が胸を張る。Aは嬉しそうに笑って頭を撫でた。
「おい、来たぜ。」
後ろを振り返ると、そこには京都校の面々が。
「あらお出迎え?気色悪い。」
禪院真依。
「乙骨いねぇじゃん。」
東堂葵。
「うるせぇ早く菓子折り出せコラ。八つ橋くずきりそばぼうろ。」
「しゃけ。」
「腹減ってんのか?」
『お土産…折り紙だと嬉しい。』
「ねえよ。」
早速土産を強請る釘崎、狗巻、A。それに律儀に返す東堂。
「怖…。」
西宮桃。
「乙骨がいないのはいいとしテ、一年四人はハンデが過ぎないカ?」
「ロボだ!ロボがいる!」
『釘崎指刺さない!!!』
究極メカ丸。
「呪術師に歳は関係ないよ。特に伏黒君。彼は禪院家の血筋だが。」
加茂憲紀。
「宗家より余程出来がいい。」
「チッ」
「何か?」
「別に。」
「まあまあ…」
三輪霞。
「はーい、内輪で喧嘩しない。全くこの子らは…」
庵歌姫。
「で、あの馬鹿は?」
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね!私、逆ハー大好物なので嬉しいです!呪術廻戦、刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってくださいね! (2023年4月13日 15時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 夢主の、マイペースが可愛いです!刀剣男士、呪術廻戦のキャラ全員推しなので嬉しいです!順平が生きてて嬉しいです!更新頑張ってくださいね!出来れば落ちは愛されエンドが見たいです! (2023年4月8日 5時) (レス) @page7 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年9月29日 22時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっち。 | 作成日時:2021年4月2日 14時