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私達はあれから、叔母サンの願いによって花鶏の手伝いをすることになった。
しかしそれだけだ。
これみよがしに言質を取るくらいだから、相当な無茶を言われるかもしれない。そんなことを考えてもいたのだが…どうやら杞憂だったらしい。
しかし一つだけ、いつもと違う点がある。それはやはり、"何でも言う事を聞く"なんていう言質が元となった事象だ。
『叔母サンコレ…何処で買ったんですか』
「いやぁ、いつか着せようと思ってたのよ！やっぱりピッタリだわぁ〜」
『…マァ優衣が可愛いからいいけど…アッ待って優衣もう一枚撮らせて』
私と優衣は、叔母サンに服装を指定されたのだ。
優衣はフリフリの可愛いメイド服。対する私は手袋まで備えられた執事服。ソレは完全にコスプレだった。
一体何のために何処で購入したのか。叔母サンは花鶏をメイド喫茶か執事喫茶にでも改造する気でいるのか。
疑問が尽きることはないけれど、言質は取られたし罪悪感もあるし、断ることは出来なかった。ソレに、妹の可愛い姿が見られたし写真も撮れたのでヨシとしよう。どうせスグ叔母サンの機嫌も直り、コスチュームの指定も今日限りだろうから。
そんな軽い気持ちで、私は花鶏の手伝いを開始したのだったが。
『叔母サン何で今日こんな…！』
「何でも言うこと聞くって言ったでしょ〜？アッいらっしゃいませ〜！」
『だからってコレは！』
本日花鶏は大盛況だった。
偶然では決してない。だって扉を開けたとほぼ同時に、お客さんが大量に流れ込んできたのだ。その殆どが、小学校低学年ほどの少年達。サッカーのユニホームを着た彼らは予約客だったようで、私達はその対応に追われることとなったのである。
私達は嵌められたのだろう。被害者ヅラをするつもりは無いが、こんなことならもっと早く伝えてくれればよかったのに。そんなことを、少年らの保護者らしき女性を席に誘導しながら考えた。
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りんごキャラメル@さくらぁ - 《追記》しかしそんな馬鹿なトコがかわいくて好きです。 (5月19日 22時) (
レス) id: 0caca33ed5 (このIDを非表示/違反報告)
りんごキャラメル@さくらぁ - 多数決のシーン、好きです…(笑) 後から浅倉さんがゆっくり手をあげるトコとか。夢主ちゃんもあげましたか…やっぱり、真司くんは馬鹿なんですよ(←酷) (5月19日 22時) (レス) id: 0caca33ed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なちなちこ。 | 作成日時：2023年5月16日 18時
