3500hit記念 ページ31
ありがとうございます!
本編が進まない……?
(実在した太宰治さんには兄がいましたが、ここではいないことにします)
________
『太宰君ってさ。兄弟とかいるの?』
そんな話題は聞いたことはないけど
ふと気になり言葉を零した
「兄弟…ですか?いませんよ、一人っ子です」
嗚呼でも…
そう言葉を続けた
「どうですかね?私は少し特殊だったので」
いやまあそうだろうな、なんて
私はそう思った。
自 殺趣味なんて普通の家庭じゃないだろうが
…まあ僕は調べようと思えば調べられるし
でも…否
「というか先輩はいるんですか?」
当たり前であろう疑問を口に出す太宰君
聞かれたら気になる…よな
『当ててみて?あ、真面目にね』
いるか、いないかだけでいいからと付け足す
……彼なら簡単に当てそうな気もするけど
50%の確率でもあるし。
「そうですねえ…。予想は[いる]で」
『残念だね!不正解だよ』
そう素直に答えると彼は目を見開いた
そんなに自信があったのだろうか?
「いると思ったんですけどねぇ…。じゃあお姉さんか妹さんがいるとか!?」
『いや、いないよ。残念だね』
ちぇっ、と悔しそうにする太宰君は珍しい気がする
いや案外あるな
『まあでも、欲しいよね兄弟』
「そうですかね?私は嫌です」
私の言葉に直ぐに答えてきた
『どうして?弄れそうとか言いそうだなと思ってたのに。予想が外れたな』
「イケメンだったら人気が奪われちゃうじゃないですか!心中がしたいんですよ!私は!」
知ってますよね!?と少し強めに云った
『あ、そう。僕は欲しいけどな、お兄ちゃん』
「そっちのが意外ですよ。周りからすれば」
そうだろうか。
確かに僕は1人でいることのが多いかもだが
意外…なのだろうか
『でもやっぱり
「それは嫌ですねぇ」
にこやかに太宰君は戻っていった
…これは只の日常会話だ、とだけ云っておこう
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強いうさぎLv3 - 新美南吉…!!地元…!!(嬉しい) (2019年6月14日 20時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合 | 作成日時:2018年8月5日 19時