狐の一人遊び[文スト]

プロローグ ページ1

何もわかってなかった。

失う事で漸く理解した。

『……_＿＿__さよなら』


嫌いだった。この世界が。

不思議だった。彼が好んだ世界が。

泣きたかった。何故彼が選ばれなかったのだろう

どうして私達だったんだろう。

『大丈夫だよ、＿＿。僕は案外強いから。貴方の代わり…きっと出来る。だって貴方の自慢の……』

この日から私は僕じゃなくなった。


(どうしてこんなに…。泣きたくなるんだろ)

設定→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す