新鮮なミカン【呪術廻戦】

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『ねぇ宿儺、私の血液って具体的にどんな効果があるんですか？』



「……お前の血は一時的に呪霊の力を高める効果がある、50mlほど飲めば雑魚でも1級程の強さになるだろうな」



専門用語が多くて私の頭にはハテナが浮かぶが、他の人達は違ったようで、もの凄い形相で宿儺の口を見ている



「…マジ？」


「50mlで雑魚が1級ほどに…？」


「Aさんヤバいじゃん」


「これからどうすんのよ」



私抜きで話をし始めた4人を遠い目で見つめる
ま〜〜た私は仲間外れにされるのか？
別にいいし、気にしてないし



そんなことを思いながら、自分なりに宿儺の言っていたことを整理する





“一時的に呪霊の力を高める効果がある”





“50mlほどあれば雑魚も1級に……”



雑魚も1級に……というのはパワーアップするみたいな意味合いだろうか？



ん？もしかして私の血って…




『私の血は呪霊のエナジードリンク的な役割なの？』



だってそうでしょ、私の血を飲んだら一時的に力が出るのと、飲むと様々なパフォーマンス力が一時的に上昇するエナジードリンク



そっくりじゃん、双子並みにそっくり



それと、私の血液は一時的に力を上げることが出来るだけなので、私を殺してもあまり意味がない



それすなわち、生きて無限に血を提供してくれた方が呪霊側からしたら助かる……



『まっ、て…』



最悪な結論が頭をよぎり、身震いする






呪霊達はこの事を分かっていた上で、今まで私を殺さなかった？



いつ？いつから知ってた？




私でも知らないことを、彼等は何処で知った？









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