新鮮なミカン【呪術廻戦】

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『ゆ、悠仁くんの戦闘スタイルも見たいな〜？』



さっきから頭にキノコを生やしている悠仁くんに、やる気が出るよう声を掛ける




『恵くんと野薔薇ちゃんの凄かったな〜……悠仁くんのはもっと凄いのかな〜？』



すると、ピクッと体が動いたのを私は見逃さなかった


後もう一息！



『きっと、悠仁くんのはカッコいいんだろうな〜』



「当たり前だよ！今からカッコいいとこ見せるから！」



先程までキノコを生やしていたのが嘘のように、やる気を出し始めた悠仁くん




「なにあれ、チョロ過ぎだろ」


「まるで園児と先生の掛け合いみたいだったな」


『ちょっと、2人とも静かに！やっとやる気出してくれたんだから…』



そんな私達のやり取りが聞こえたのか、また落ち込んでしまう悠仁くん



「……どうせ俺は子供だよ」


「拗ねた」


「めんどくさ」


『2人のせいでしょ！』



先程よりも固く心を閉ざしてしまった悠仁くん



「まぁまぁ、そこも悠仁の長所でしょ？それにAも忙しいんだから今カッコいい所見せないと、次会えるのはいつになるか分からないよ？」



ね？っといきなり話を振られて戸惑いながらも、なんとか五条さんに話を合わせる



『じ、実はそろそろ仕事に戻らないといけないし、多分次会えるのは当分先かな……』



「ま、待って！今からカッコいい所見せるからまだ帰らないで！」



泣きそうな顔で詰め寄ってくる彼を心の中でやっぱチョロいな、と呟く




『うん、帰らないからやる気だして！』



そう言うと、肩をグルグル回しながら張り切り始めた





「……やっぱチョロい」



『野薔薇ちゃん！！』









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