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「 えっと 、 」
高橋「 俺おまじないかけたんよ 」
「 おまじない … ？ 」
高橋「 おん 、 Aちゃんが俺の事好きになる魔法 」
「 ほう 、 」
何言うてはるんかよーわからへんけど …
めっちゃ真剣な顔でこちらを見つめてくるタカハシさん 、
高橋「 まだ好きになってへん ？ 」
「 いやあ 、 」
タカハシさんは私の言葉を待たない 。
高橋「 早く好きなって 、俺のこと 」
いつものようにまたニカッと笑ってご飯を食べ進める
なんでそんなにどストレート人間なんですか …
けど 、 正直もうかなり好きになってしまってると思う
おまじない本間に効いてますよタカハシさん …
高橋「 はー 、うまかった 」
ご馳走様 と手を合わせるタカハシさん
「 よかったです … 」
高橋「 あんま遅うまでおったらやらしーから 」
「 ？ 」
高橋「 嫌な男って思われたないし 、 今日は帰る 」
少し寂しそうな顔 。
「 や 、 全然まだいてもらって構わないですよ ？ 」
高橋「 おりたいねんけどな 、 今日は帰る 」
また明日来ていい ？ って …
「 はい 、 また今日と同じ時間くらいで 」
高橋「 分かった ！ おやすみ 」
バタンッとうちの玄関のドアが閉まって 、隣からガチャガチャと聞こえる
そうや 、隣に住んでるんやった …
「 なんやあの男 … 」
遅くまでおってやらしい奴と思われたくないからって
帰りよった 。
よーできた人間すぎや … 私とはちゃいすぎる …
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作者名：いろは | 作成日時：2023年8月10日 23時
