隣のタカハシさん (ページ4)

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昨日はぜんっぜん寝れやんかった

誰かさんのせいで。

気付いたら私はタカハシさんのことばっか考えてて

「なんかきもい」

きもかった … 笑

ボーっとしてたら出勤時間ギリギリで急いで外に飛び出した

エレベーター、6階で止まってるなあ

朝の忙しい時間帯やからしゃあない。

高橋「おはよ」

少し寝癖がついてて眠そうなタカハシさんが隣にいた

「え！びっくりした！」

高橋「そんな驚かんでも。笑今から仕事？」

「そう、時間ないんですけどエレベーターが、」

高橋「やばいやん！はよいくで」

タカハシさんはいきなり私の腕を掴んで

少し長いマンションの階段をどんどん降りてく

「ちょっと待ってください！」

タカハシさん、私のペースに合わせてくれてるけど

運動不足の私にはしんどすぎて …

高橋「ん、ごめん笑時間ない言うてたから」

へらへら笑いながらぱっと手を離してきて髪を治すタカハシさん

「ありがとう。じゃ、行くね」

マンションのエントランスを出ようとした時

高橋「なあ、俺と付き合ってくれへん？」

またとんでもない発言をしたタカハシさん

だから意味が分からないんですけど。