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中川「 方向同じでびっくりです 、 」
ほんまに送って貰うことになってしまって 、 、
なんでもない話を話しながら歩いてるけど
恭平くんが怒ってあんなふうに電話切ることなんか無いから不安で中川さんの話なんか全然入ってこやん
中川「 楠 、さん ？ 」
「 わ 、！ ！ 」
急にバッと顔を覗かれてびっくりした 、
中川「 大丈夫ですか ？ 」
たぶん私が話聞いてなかったからやろうな 。
「 あの ー 、 実は犬が待ってて多分寂しくて泣いてるんです 」
中川「 犬 、ですか ！ はい 」
「 だから先帰ります ！ ごめんなさい ！ 」
運動不足運動音痴な私が出せる全速力でマンションまで走った 。 中川さんどんな顔してるんやろか 、 申し訳ない 。
ぱっと部屋の方を見ると電気がついてる 。
「 ふぅ 。 」
ドアをゆーっくり開けてゆーっくり靴を脱ぐ
…
高橋「 なにしてるん 」
「 わ ！ ！ 脅かさんといてよ ！ 」
急に背後から現れる恭平くん 、
高橋「 俺待ちくたびれたわ ー 」
と 、リビングのソファに寝ころぶ恭平くん
ちゃんと私の家に居てよかった …
行く前に家で待っとくからって言うてくれとって 、 ほんまにずっとおってくれてたみたい
「 お留守番ありがとう恭平くん 」
高橋「 うーざーいーーむーりー 」
すんごい変顔して 。
「 なんで怒ってるんですか … 」
高橋「 なんで言わなわからんの ？ 」
言わんでもわかることなん … ？ むっず 、
「 教えてください … 」
高橋「 Aちゃん 、可愛すぎやねん 」
「 は ？ 」
高橋「 可愛すぎやから俺の服着させていっても狙われるんやろ 」
「 誰に ？ なんの話 ？ 」
高橋「 なんか男と喋っとったやん 」
俺の事騙せると思ったら大間違いやから って
またソファにうつ伏せに寝転んではる 、
中川くんのことか …
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作者名：いろは | 作成日時：2023年8月10日 23時
