隣のタカハシさん (ページ15)

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あの後は恭平くんが好きなゲームを教えて貰って

一緒にしたり、映画を見たりしてまた恭平くんは

高橋「もうこんな時間や。遅くまではあかんから帰る」

って、帰ってったんやけど

隣の部屋がバタンってドアが閉まった瞬間

Prrrrr …

着信 : 高橋恭平

いつの間にか交換させられてた連絡先。

すぐに電話がかかってきた

高橋「あ、ごめんAちゃん寝とった？」

「いやいや、ほんの数秒前まで一緒でしたよ … 」

なんか、彼は1人パラレルワールドにいるんじゃないかと思うくらい

色々狂ってて不思議 …

高橋「言いたいことあってんけどさー、」

「はい」

高橋「いつまで敬語なんよ」

「んー。」

高橋「なんかせっかく好き同士なれたのに遠く感じるやん」

「好き同士かあ笑」

高橋「なんやねん … 」

「可愛いなって思って」

高橋「なんか俺ばっか好きみたいやもん」

「私も好き、私の方が好きかも」

急に黙ったと思ったら、

高橋「 Aちゃん … 急に恥ずかしいわ」

電話越しでもわかる。顔真っ赤なんやろなーって

隣の部屋にいるのに、さっきまで一緒やったのに

電話で話すこの感じがたまらへんな … 。

高橋「付き合おう、Aちゃん」

「へ？なんで電話で言うん！」

高橋「えっ？あかんの？！ごめんごめん、間違えた！」

女の子は告白は直接されたいもんやねんで …

「ううん。嬉しい、付き合う」

高橋「本間？ごめんな、俺本間にわからへんねん恋愛」

どやって告白しようかずっと悩んでてんこれでもって

申し訳なさそうに言うから、なんでも嬉しく思う

「よろしくお願いします。」

高橋「おん、俺の彼女！」

きっと、彼はニカッといつもみたいに笑ってるんやろうなあ

会いたい。