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全然恭平くんの好きな物とか知らんけど 、
「 なんか好きそうやなーて思って今日はグラタンにしました 」
うわ ー ！ おいっそ ！ って目をキラキラさせて
熱々のお皿を素手で掴んで 「 熱 ！ 」ってまた
ギャーギャーうるさい恭平くん 。
「 どう ？ 美味しいですか ？ 」
高橋「 うん 、 ばり 。 どやって作ったん 」
「 内緒 」
高橋「 え ー 、なにそれ 。 まぁ食べたくなったら作ってもらえばいいんかあ 」
「 いつでも作ります 」
なんか俺ら新婚さんみたい 、結婚する ？ って気が早すぎる
恭平くんのことはほっといて 。
「 洗濯物畳んできますね 」
ちょっと間忙しくて溜めてしまってた洗濯物をたたみに洗面所につく
ひとり暮らしやのに多すぎる … と絶望してたら
高橋「 なあ 、Aちゃんていい匂いよな 」
っと 、もう食べ終わったのか口にホワイトソースを付けたままの
恭平くんがこっちにやって来た 。
くんくんくんくん 犬みたいに服の匂いを嗅いでくる 、
「 口 、ついてる 」
私の指でサッと取ると 、 え ！ って大きな声を上げた恭平くん
高橋「 ドキドキするやん … もう 。 」
って満更でも無さそうや …
高橋「 俺の服もAちゃんとこで洗濯して 」
「 ええ 、 なんでですか ？ 」
高橋「 おんなじ匂いがえーやん ？ だって 」
「 そう … なんですかね ？笑 」
高橋「 なんで分からんの ？ 好きな人とは何やって同じがえーもんやろ 」
本間に好きなん ？ 俺のこと って不安そうに聞いてくる恭平くんを見て
かわいいなーーーって 、 思った
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作者名：いろは | 作成日時：2023年8月10日 23時
