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A「夜蛾先生!勉強飽きた!体術の授業やろ!」
夜蛾「今は算数の時間だ」
A「強くなるために算数は必要なの!?」
夜蛾「必要だ」

一刀両断され、Aは「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」と雄叫びを
あげながら机に突っ伏す。

A「絶対嘘だ…体術で1+1使ったことない
もん」
夜蛾「1+1は基礎になる。直接体術に使うのでは
ない」
A「早く強くなりたいよ。近道ないの?」
夜蛾「ない。近道はバカへの道だ」
A「ふぐぅうううう」

算数ドリルに顔をぐりぐりと押し付ける。
余程勉強が嫌なのだろう。
高校のとはいえ教師。生徒に目の前で授業をごねられると傷つく。

夜蛾「…………この後は体術やるか」
A「!!やったー!」

書きかけのドリルに頭を擦り付けたせいで少々黒く
なった顔を勢いよく上げる。
無邪気な愛らしさに笑みを零し、夜蛾は授業を進めた



A「でやあ!」
夜蛾「遅い!」
キャシィ「●*Θ≠#∧!!」

ボグゥ!!

A「ぶふ!」

ドタン!
ゴロゴロ

夜蛾への攻撃の際、不意をつかれキャシィに殴られた
Aが道場の床を転げる。

夜蛾「視界を広げろ!今の攻撃が刃物なら死んで
いたぞ」
A「っ!押忍!もう一度お願いします!」

先程とは打って変わって、Aの目に火が宿る。
彼女は幼少期から体を動かす事が好きだったのもあり
体術の稽古では人が変わったように熱心になる。
全ては、外で突然居なくなった彼女の帰りを待つ
呪霊の為。
彼女の真っ直ぐな目に当てられる度、上層部の顔が
夜蛾の脳裏をよぎる。

夜蛾「…さあ、来い」

このまま彼女を鍛えるということは、上層部の計画に
突き進むということ。

頼むから、いつか弱音を吐いて逃げてくれ。

そんな夜蛾の思いは届かず長年の時は過ぎていった。

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縁儺 - 私が主人公だったら上層部消す(ドヤァ)んで上層部なって皆に適切な仕事を送ったりする (2022年5月27日 19時) (レス) @page21 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 更新待ってますね!とてもお気に入りです! (2022年1月25日 0時) (レス) @page16 id: 88b31f4df5 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 凄い面白いです‼︎でも子供の頃から友達だった呪霊を消すのはきついですね💧 (2022年1月22日 8時) (レス) @page16 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せむせむ | 作成日時:2021年7月14日 23時

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