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夜蛾「ここが呪術高等専門学校…君の新しい家だ」
A「わぁ…!!!」

都内とは思えない緑の多さ。初めて見た田舎のような
風景にAは大きく息をこぼした。
夜蛾と繋いでいた手を離し、広大で神秘的な敷地へ
走っていく。

A「凄く綺麗!ひろーい!!あははは!」

人工的だが小さい小川、1列に並べられた地蔵、周りには彼女の好奇心旺盛な興味を尽きさせない場所
だった。

夜蛾「気に入ってもらえて何よりだ」
A「うん!こんなに広いなら、一日中みんなと
かくれんぼできるよ!!」
夜蛾「………」

みんな、それはきっと呪霊のことだろう。
彼女を自分の家ではなく、高専に連れてきたのは
彼女と呪霊を離れさせるため。
常に呪霊アラートが設置されている高専では必然的に
呪霊と交流が絶たれる。
少しでも、起こりうる未来へのショックを和らげたい
という勝手な優しさだった。

夜蛾「A…ここではシスターだけじゃない。呪霊にも会えないんだ」
A「……………なんで?」
夜蛾「ここは修行をする所。遊ぶ暇も無いからだ
君には強くなって貰わなければならないんだ」

じっと夜蛾を見つめるA。泣きもせず、ただ
見つめられるという感覚に夜蛾は少し怯む。

夜蛾「君が強くなって、自由になった時にまた
会えるさ」
A「ホント!?じゃあ強くなるー!!」

「シュッシュッ!」と声に出しながらボクシングの
真似をするA。
その姿に夜蛾の中で罪悪感が溢れる。

夜蛾「会えるさ、きっと…」


次は、敵として。

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縁儺 - 私が主人公だったら上層部消す(ドヤァ)んで上層部なって皆に適切な仕事を送ったりする (2022年5月27日 19時) (レス) @page21 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 更新待ってますね!とてもお気に入りです! (2022年1月25日 0時) (レス) @page16 id: 88b31f4df5 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 凄い面白いです‼︎でも子供の頃から友達だった呪霊を消すのはきついですね💧 (2022年1月22日 8時) (レス) @page16 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せむせむ | 作成日時:2021年7月14日 23時

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