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次の日 午前1時51分

透「どう?何かわかった?」
A「…確証はまだですが」
透「聞かせてよ」
A「その前に、私に隠してること無いですか」

ピリ…と空気が張り詰める。
透さんの目はまるで獲物を茂みから狙う蛇みたいだ。

透「無いよ」
A「嘘ですよね」
透「証拠は?」
A「…あなたは、閉所恐怖症と言っていましたね」
透「そうだね」
A「この部屋は綺麗ですね」
透「何が言いたいの?」
A「布団。押し入れにしまってるんですね」

夜中だからなのか、割と都会のはずなのに嫌に静かだ。

透「布団取るのも仕舞うのも一緒だからさ、怖くないんだよ」
A「それも嘘です。あなたは押し入れに入るのは怖くない」
透「じゃあいつも押し入れに隠れない理由はなんだよ」
A「あなたが、その時間だけ押し入れに隠れる事を怖がっているんです」

「は?」とこめかみに血管を浮かばせる。
だがその怒りは意味がわからない、ではなく隠してる真実が
晒される焦りから来た威嚇だった。

A「あなたは私が学生でオカルト系の事をやってるから
適当な霊媒師かなんかだと思って依頼したんでしょう。
でも残念ながら私は本物なんです。この部屋に入る前から
見えてるんですよ



女が」
透「っ!!!」


透「入って入って」

女「………」

A「…失礼します(首長…めっちゃ見てるな…)」


A「なんで押し入れに隠れないんですか?(なんか本能で嫌な予感とか感じてるとか?)」
透「ああ、俺、閉所恐怖症なんだ。だから一瞬でも押し入れに隠れるなんて無理」
A「…そうですか(違うか、じゃあなんで押し入れに女が?)」

透「30秒くらいだ!踏ん張って!」
A「!!」

女「おちろおちろおちろおちろおちろおちろおちろ」

押し入れの隙間から2つの目が男を睨んでいる。
その目は憎しみと、復讐心が宿っていた。

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縁儺 - 私が主人公だったら上層部消す(ドヤァ)んで上層部なって皆に適切な仕事を送ったりする (2022年5月27日 19時) (レス) @page21 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 更新待ってますね!とてもお気に入りです! (2022年1月25日 0時) (レス) @page16 id: 88b31f4df5 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 凄い面白いです‼︎でも子供の頃から友達だった呪霊を消すのはきついですね💧 (2022年1月22日 8時) (レス) @page16 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せむせむ | 作成日時:2021年7月14日 23時

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