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透「本当に一日だけで大丈夫なの?」
A「はい大丈夫ですよ。絶っっっっ対今日中に原因調べて祓って帰ります」

現在地の時刻は午前2時ちょうど。あと13分で例の現象が起きる。
2人は電灯に繋がれた綱を掴み、怪現象に備えていた。

A「そういえば、前に住んでいた部屋とかはこういう事
起きたんですか?」
透「いや…無かったね。ここに越してきてしばらくしてからだから」
A「原因に思い当たることは?」
透「それも無いな」

へぇ…と適当な相槌をうち、Aは押し入れへと目を向ける。

A「なんで押し入れに隠れないんですか?」
透「ああ、俺、閉所恐怖症なんだ。だから一瞬でも押し入れに隠れるなんて無理」
A「そうですか…」
透「そろそろくるよ」

ぎゅっと縄を掴む手に力を込める。
カチカチと秒針の音が部屋に響きわたり、2時13分になった。

フッ

A「うわ!?」
透「30秒ぐらいだ!踏ん張って!」

畳のみで形成された床は一瞬で消え、自分の腕に全体重が掛る。
不思議と家具は落ちる事はなく、自分達にだけ重力が働いてるようだった。

A(下!何が起きてるのか、下を確認しなくちゃ!)

グッと更に腕に力を込め、暗闇へ目をこらす。

A「!!!」

いつの間にか床は元に戻り、2人は地面に足をつける。

透「どう?何かわかった?」
A「いえ…とりあえず一旦部屋に帰ります。また明日」
透「いまから布団敷くけど一緒に寝る?」
A「おやすみなさいさようなら!!!!!!!!」

やっぱりあの人こわいよ!!!!
隣の部屋に帰って早々、鉄さんに涙目で抗議したが「はいはい」と軽い返事しか帰ってこなかった。許せん。

鉄「で、どうでした?」
A「………」
鉄「何かあったんですね」

A「ちょっと、ヤバい事になるかもしれない…」

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縁儺 - 私が主人公だったら上層部消す(ドヤァ)んで上層部なって皆に適切な仕事を送ったりする (2022年5月27日 19時) (レス) @page21 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 更新待ってますね!とてもお気に入りです! (2022年1月25日 0時) (レス) @page16 id: 88b31f4df5 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 凄い面白いです‼︎でも子供の頃から友達だった呪霊を消すのはきついですね💧 (2022年1月22日 8時) (レス) @page16 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せむせむ | 作成日時:2021年7月14日 23時

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