最強“だった”先輩

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透「異変が起きたのは1ヶ月くらい前から」


毎日深夜の2時13分。それは起こる。
部屋の床に底が見えない穴が空く。

透「捕まる所無いからさ、こうやって電気の紐を綱にしてぶら下がれるようにしてるんだ」

紐を引っ張って付けるタイプの照明には簡単に切れない太さの綱が繋がれていた。
部屋の内装は引っ張り式の電気、押し入れと意外にも和風だった。
部屋の中で異質なのは、綱だけだ。

A「……………」
透「本当に、深夜に１回起こされるから迷惑してるんだ」
A「あの、それって深夜にならないと現状がわからないと言う事じゃ…」
透「まあそうだね」

そうだねって…
それってつまりさ…

透「布団敷くからさ、現場見て行ってくれない？」
A「……ぅ…わ………」

キラキラと笑顔を向ける透さん。
いや、普通にアウトなんじゃ………





鉄「はい、了解でーす」
A「いやいやいやいや」

軽い返事を返した後に上へ連絡しようと、携帯を取りだした鉄の服の裾を掴む。

A「待って待ってなんかあの人手慣れてるんだけど！こわいこわい！！事故物件よりこわい！！1人にしないでよ！！」
鉄「大学生であーゆータイプの男なら普通の事だよ。それに、最近まで中坊だったガキに手は出さないでしょ。」
A「その油断は危険なんだよ！今はJKなんだし！あの人、思ったよりかぁわいいねぇ〜〜、とか言ってきたんだよ！？」
鉄「あ〜〜〜じゃあロリ好きかな？ 」

呑気に性癖考察してる場合じゃないんだって！！！！！！！！！

A「お願いします〜〜！！2人きりにしないで〜〜〜！！！
せめて部屋の外で待機してて！！！！！！」
鉄「そしたら俺は実質野宿じゃないか」
A「見捨てたら自分で腕を切り落とす！！！！！！」
鉄「とんでもないもん人質に取ったね」

結果
事情を説明して隣の部屋を貸してもらい、待機

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