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夜蛾「A…そろそろ出てきてくれ」

あれから3日。
Aはあの後、自室へと戻り1歩も外に出なかった。
廊下にはいつも通り、夜蛾がAのために作った料理が手をつけた様子のない状態で置いてある。

夜蛾「……すまない、真実を言えばお前は呪術師を目指そうとは
思わなくなる。それでは困るのだ…
呪術師は非呪術師の為にある。こうしている間にも誰かが呪いの被害にあっているかもしれない。お前の力が必要なんだ」
A「………それは、殺さなきゃ駄目なの…?」

ガチャ

扉が開き、少しやつれたAが立っていた。

A「話し合いじゃ駄目なの…?皆きっとわかってーーー」
夜蛾「A。この世には、話し合いで納得出来る者もいれば、お前を騙し、裏切る者もいる。人も呪霊もそれは同じ…そして
厄介なのは、そう知識をつけた者ほど、強いのだ」
A「っ!」

ふと脳裏をよぎるのは、指の姿に封印された両面宿儺だった。

A「………」
夜蛾「………お前を愛してる。だからこそ、今は耐えてくれ」

俺も早く自由にしてやりたい、と正面からAを抱きしめる。
Aも答えるように夜蛾の胸に頭を押し当て、涙で濡らす。

A「ふ、ぐずっ…おとうざん…」
夜蛾「!!………すまん…ずっ…すま"ん"…!」
A「やだよぉ…!やりだぐない"、!誰も殺しだぐないよぉ…!!」
夜蛾「すまん、すまん…!!」

お互いを力強く抱きしめる。


そして、生涯彼女が泣くことは二度と無かった。

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縁儺 - 私が主人公だったら上層部消す(ドヤァ)んで上層部なって皆に適切な仕事を送ったりする (2022年5月27日 19時) (レス) @page21 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
みと - 更新待ってますね!とてもお気に入りです! (2022年1月25日 0時) (レス) @page16 id: 88b31f4df5 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - 凄い面白いです‼︎でも子供の頃から友達だった呪霊を消すのはきついですね💧 (2022年1月22日 8時) (レス) @page16 id: 28f067a82d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せむせむ | 作成日時:2021年7月14日 23時

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