ー最悪の場合ー※コミックス16巻あたりの要素あり。 ページ24
《こちら、宇髄だ。胡蝶、栗花落の両名が負傷。尚、作戦は続行中。紀平、嘴平はそのまま待機。》
両名負傷って…。何があったの…?
「しのぶ…大丈夫なのか?」
隣から、震えた声が聞こえてきた。
先程まで、強気だった伊之助だ。
そうか。しのぶさんが負傷って、あの無限城での戦い以来。あの時は命を落としている。
だから、伊之助は不安になったのか。
『大丈夫。絶対に大丈夫だから。あの時とは違って近くに炭治郎達がいる、きっと援護に入ったよ。』
「嗚呼…。」
15分後、外からの侵入者は最後まで現れず、作戦が終了した。
中庭に急いで駆け付けると、もう既に片付けが行われていた。
「A!伊之助!」
『炭治郎!!ねえ、しのぶさんとカナヲは!?』
「2人なら、そこでアオイさんから手当を受けているぞ。命には別状は無いから大丈夫だ。」
『良かった……。』
「おい、あの教師はどこ行った。」
そういえば、真田先生の姿を見ていない。
「真田先生なら、保健室で寝かされてる。この事がバレたらまずいからな。」
そっか。真田先生、今は中の鬼が居なくなって気を失っているらしいけど、意識が戻ったら既に真田先生はいつもの先生なんだよね。
バレたら、色々まずいよね。
『炭治郎達は大丈夫??怪我してない?』
「俺は大丈夫だ!」
「俺は疲れたァァ!!もう帰る!!」
善逸が大きな声を上げると、木の影からもう1人現れた。
「善逸は今夜俺と任務だろ。」
『玄弥!!無事で良かったよ〜』
「嗚呼。お前らも無事で良かったよ。」
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作者名:カタツモリ | 作成日時:2020年4月11日 15時