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ー友達ー ページ3

席に着くと、始業時間まで軽く睡眠を摂る。
これはいつもの日課な為、変に見る人は誰も居ない。



「おはよう。A」

『ん……。おはよ。』


声を掛けてきたのは、前の席の竈門炭治郎。

はぁ〜とても爽やかな笑顔ですね。

前世では、一緒に鬼狩りをしていたのにね。
炭治郎には、記憶が無いみたい。


「金平!!眠そうだな!!」

『んー。』


私の事を金平と呼んだのは、嘴平伊之助。
もう、突っ込まないよ??

伊之助も鬼狩りだったけど、記憶が無い。


そう。私の周りに居る前世からの仲の人達は、みんな記憶保持者では無い。

なんで、私だけ記憶が戻ったんだろ。
現世くらい気楽に生きたかったな。



「また顔に傷が増えてないか?」

『あー……ちょっとガリッとね』

「…そうか…。」


昨日鬼と戦ってる時に、鬼の爪が頬にあたり、傷を作ってしまった。
傷自体は大した事ないんだけど、鬼の爪だから念の為消毒とガーゼ。


学校通いながらだと、怪我をしても休む理由が無いし、傷を隠すことも困難。

本当に勘弁して欲しい。


『炭治郎、落ち込んでる……?』


炭治郎はさっきの会話から、明らかにシュンとしている。


「女の子はもっと自分を大切にしないとダメだぞ!
Aはよく傷を作っている。何かいじめにでもあっているのか??」


なるほど……心配してくれてたのか……。


『何、心配してくれてたの……。
ありがとう。でも、何もいじめとか無いから気にしないでちょーだい。』


炭治郎ー!私は、超絶謝りたいよ。
心配してくれてるのに、気にしないでとか言ってごめん!

鬼にやられたとか言えない……。

ー久しい人ー→←ー朝ー



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作者名:カタツモリ | 作成日時:2020年4月11日 15時

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