Story7 ページ9
You side
とある日のこと。
私の仕事場の同僚がとある企画でミスをし、その責任者だった私は上司に呼び出されてこってり叱られた。
なんで私のせいでもないのに叱られないとならんのだ……。
思わずそう思ってしまった私は悪くないと思うが、責任者になってしまったのだから仕方が無い。
この傷を梓さんのエンジェルスマイルで癒してもらおうと思い、私はポアロに足を運んでいた。
その後、何度かポアロに行って分かったこと。
あの天使の名は榎本梓と言うらしい。
はぅ……名前まで可愛いかよ…。
そう思ったのは自然の道理だと思う。
異論は認めん。←
「あっ、Aさん！いらっしゃいませ！」
そんなルンルン気分でポアロの扉を開けると、早速梓さんのスマイルが飛び込んで来た。
う"っ……これで明日も頑張れる…！
すっかり梓さんのスマイル目当てな常連になった私と梓さんは、互いの事を名前他で呼ぶ事になった。
勿論、私がポアロに来るのはあの金髪イケメンが居ない時だけである。
この間ぶつかった事で気まずいし、あのイケメン怖いんだもん……。
私は忘れんぞ、クリスさんにコスプレした日のことを……！
『こんにちは、梓さん！いつものをお願いします！』
私の目当ては梓さんのスマイルも同然なので、いつもコーヒーを頼んでいる。
これがまた美味しいんだわ。
「了解です！こちらへどうぞ！」
そう言って案内されたのは、カウンター席。
…あ、梓しゃん…！
梓さんのさり気ない優しさに涙腺が緩みそうになる。
きっと私の元気が無いことを察してくれたんだろう。はぁぐうかわ……。
「おや、お久しぶりですね！」
これだからポアロには定期的に来たくなるんだよなあ。
そう思いながらカウンター席に座っていると、上から聞き覚えのある声が降ってきた。
…んん？？？
あれれぇ、この声聞き覚えがあるぞぉ？？？
『……あっ、その…お久しぶりです…？？』
恐る恐る顔を上げると、やはりそこにはあの金髪さんがにこにこと笑っていた。
ひええ……何でいるんだよ…。
そう思ったが、よく思い返してみると、
今日はただ梓さんのスマイルに癒される為に来ただけで、事前に教えてもらった金髪さんのいない日では無い。
……うわあ。
ばか、私。ほんと、ばぁか。←
「僕のこと、覚えててくれました？」
『え、ええ……はは…。』
にこにこ。
不気味なくらいに笑いかけてくる彼に、私は少々引き攣った笑みを返した。
……へるぷ…
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カレーを愛す者(プロフ) - 更新ありがとうございます！勘違い系大好物なので嬉しいです！ (2019年10月19日 17時) (
レス) id: 7e908248b2 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - 待ってました！！！更新が生きる糧です (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - guuuさん» 返信遅れてすみません！！！他の小説も読んでいただけているなんて光栄です！(笑)これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ごんべぇさん» 返信遅れてすみません！！！お気遣いありがとうございます！！受験生は他学年に比べてテストの量も多いので、そう言って頂けると荷が軽くなります。更新頑張ります！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
guuu - 作者様の勘違いシリーズとても好きです！！更新頑張ってください！ (2019年10月8日 14時) (レス) id: 3038f2a031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時：2019年8月6日 20時
