コスプレが趣味なんです【名探偵コナン/降谷零】

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You side





困惑している私を他所に、次々と質問を連発していく目の前のイケメン。

……えっと、疲れてるのかな？？(違う)


「第一、"バーボン"が"安室透"としてここで働いているなんて、貴方も知っている筈ですが？
たまたま、なんて事は言わせませんよ。」


………まって。
色々と待って。

バーボン？ベルモット？お酒？
……わっつ。つまりどう言うことだってばよ。


てかそれよりもやっぱりこのイケメンがあむぴだったんですね。眼福ゲットだぜ。←


『私の事を誰かと勘違いしてるんじゃないのかしら？"安室"さん？』


こんな時でもコスプレ魂を忘れない私。超えらい誰か褒めて。

そう言うと、あむぴ()は額に青筋を浮かべた。


……え、何がこの人の地雷だったの！？？
イケメンの地雷が分かんない！誰かヘルプ！！←


「人違い？そんな筈ありません。"エンジェル"と言う単語は貴方しか言わないので。

用がないならさっさと出て行って貰えますか？
このポアロから。」


だからさ、ごめんけど何言ってんのか全然分かんない誰か助けて。

この際アンパ○マンでもいいからさ。


『…はぁ、仕方が無いわね。今回は出直すわ。』


これでいいのかな？この言葉がお望みなのかなこのイケメンは？？


『でも、また来るわってエンジェルに伝えて頂戴ね。』


帰り際にウィンク付きで、そうイケメンに伝える。

……え？顔は見なかったよ？怖いから、うん。←


『…今度はあの怖いイケメンが居ない時に行こ。』


SNSで見た感じとだいぶ違ったなと思いつつ、私はそう決心した。



・
・




『もう一度あのエンジェルスマイルを頂かなければ！』

そんな執念の元、再びポアロへ足を運んだ私がまたまた厄介事に巻き込まれるのは、ほんの少し後のお話。

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