Story10 ページ12
You side
その日は突然やって来た。
ほんとに、なんの前触れも無く、唐突に。
普通に近くのスーパーで買い物をしようとしていただけなのに……。
………欺いたな、神よ。←
「スマホを出して手を上げろ！！！」
「渡した奴からこっちに来い！！」
白目を剥きそうになる私の前には、この米花町ではもはやお馴染みとなっている覆面の男が三名。
そのうち三名ともが拳銃を所持している。
いや、でもね。一つだけ言わせて？？？
……ここ、日本。でぃすいずジャパン。
何処で拳銃なんて手に入れたの？？？マジやばみ。つらたん。←
………おっと、いけないいけない。
余りのことに語彙力がお亡くなりになってしまっていた。
「おい、女！！さっさとスマホを出せ！！」
『ぴぇっ……』
ビビって思わずひよこのような声が出た私は、誰がなんと言おうと絶対に悪くない。
ひよこに私はなる。
『え、えっとお……、プリンが目当てで来ただけなので、スマホは持ってない、です…。』
「…ちっ。」
そこまで言うと、男は潔く諦めて他を当たった。
…さて、みなさん。
お気付きだろうか。今、私がサラッと嘘をついた事に。
……あっ、プリンを買いに来たのはマジだよ？？
でもね、スマホはちゃっかり持ってるんすよ。はっはざまあ。()
どこかの誰かが言っていた真実の中に嘘を混ぜるとバレないという迷言の意味を理解したような気がした私であった。
…さてさて。
……どうしよう(白目)
そこまでは良い。スマホを死守できたところまでは、とても素晴らしい。
だがしかしだよ。
これからどないすればええんや…。
『……うわっ？！』
「ゔっ！？」
スマホがあっても目の前に覆面野郎×3が居るんじゃ使えないし…、絶体絶命じゃね？
そんな驚く程冷静な思考を巡らせながら指定された場所まで歩く私は、気が付けなかった。
私が歩こうとしていた道に、さっきの混乱に乗じて誰かが落としたであろう缶コーヒーが落ちてあったことに。
……はい、結果から言いましょう。
指定された場所で大人しくしゃがんでいようとゆっくり歩いていると、そこ場に落ちていた缶コーヒーに躓いて目の前にいた犯人を押し倒してしまいましたとさ。
チャンチャン☆
……なにがチャンチャンだよばぁか。
何一つチャンチャンじゃねえ……(白目)
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カレーを愛す者(プロフ) - 更新ありがとうございます！勘違い系大好物なので嬉しいです！ (2019年10月19日 17時) (
レス) id: 7e908248b2 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - 待ってました！！！更新が生きる糧です (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - guuuさん» 返信遅れてすみません！！！他の小説も読んでいただけているなんて光栄です！(笑)これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いします！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ごんべぇさん» 返信遅れてすみません！！！お気遣いありがとうございます！！受験生は他学年に比べてテストの量も多いので、そう言って頂けると荷が軽くなります。更新頑張ります！ (2019年10月19日 17時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
guuu - 作者様の勘違いシリーズとても好きです！！更新頑張ってください！ (2019年10月8日 14時) (レス) id: 3038f2a031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時：2019年8月6日 20時
