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十八夜目 ページ19
「落ち着いたか？」
『ん…ありがとう』
温めたタオルで目元を温めながら、私は荼毘に礼を言った。
「やっと俺を求めたな」
『…今そんな時じゃないのに』
「俺は嬉しいんだぜ？ここまで来るのに長かったしなァ」
荼毘は私を愛しそうな目で見つめた。
「泣いてる表情も可愛いな」
『うるさい、もう』
私は涙を完全に止めて、荼毘を見つめ返した。
『…こんな時でしか言えないけど、私は素直じゃないし、良い女でもない。…そんな私でいいの？』
荼毘は私の頭を撫でながら、優しい声色でこう答えた。
「当たり前だろ。それに、お前は結構良い女だ。いつも取られないかヒヤヒヤする」
『…そっか。…荼毘、』
私は荼毘に一つキスをした。
『荼毘っていうのは、きっと偽名なんだよね。だって貴方は敵だから。…でも、私は貴方は貴方だと思うから、今後追求しないよ。…もし、荼毘が言いたくなった時には、教えてほしいな。本当の名前を』
「…あぁ。お前は、本当に良い女だよ」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年5月18日 22時) (
レス) @page21 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2022年3月13日 22時
