八杯目 ページ9
『絶対に協力しないッ…！』
「…は？」
死柄木弔は呆気に取られた顔になった。
『私は、もう悪に手を染めない！』
荼毘には、もちろん会いたい。でも、それはすなわちまた悪に手を染めるということにもなる。
私はまだ、彼を愛してる。
しかし、また同じ繰り返しになる。
そんな事はわかりきっているから、もう。
関わりたくない。
真田は言っていた。何度も何度も戦争が起きている。
何度世界が変わっても、結末は変わらない。
なら、もう私が関わってまた悲しむだけなら。
『私は絶対にヴィランにならない』
「おいおい…話が違うじゃないか…」
死柄木弔はポケットからスマホを出すと、誰かに電話をかけた。誰か、というのは分かりきっているが。
「おい真田！どういうことだ…！」
「________,___………」
「…あぁ、そうかよ」
死柄木弔はまた私を見ると、こう言った。
「お前、怖いんだろ？」
『…だから、何』
「お前はその恐怖を飼い慣らさなきゃなぁ…。いや、その必要はない。お前が感じてる恐怖ってのは誰かを失う恐怖…そうだろ？なら、失わなかったら何も怖い事はないよなァ…？」
死柄木弔は嬉しそうに、ゾッとした笑顔を向けた。
鳥肌がたった。
この人は、狂ってる。
『何をするつもり…？』
「俺がお前の愛人になるんだよ」
『…は！？』
何故そうなった！！？？
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オペ - 無事に尊死…!!! (2022年10月20日 19時) (
レス) @page44 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
sizuku(プロフ) - 主さんのお話最高すぎます、泣！！面白いお話ありがとうございました！！ (2022年4月16日 21時) (レス) @page44 id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2021年5月16日 22時
