終 ページ38
『…行っちゃいましたね』
私は手をそっと下ろした。
「グレイ殿は凄い人でござるな。極悪人達をここまで善良にするとは。…まぁ、イーガ団もその極悪人には入っているでござるが」
『私は思ったことを率直に言っているだけですよ。言いたいことを言えずに後悔するのは嫌ですから』
好きなものは好きだと。
嫌なものは嫌だと。
そうやって生きていく。
そうして、私という人格が成り上がっていくのだ。
「…占い師殿がいなくなって、久しぶりに二人きりでござるな」
『そうですね〜…今夜は、二人で過ごしましょうか』
「グレイ殿も積極的でござるな」
『馬鹿！違いますよ、普通に二人で過ごしたいってだけでっ！！』
「ふは、わかっているでござるよ。グレイ殿は本当にいつまで経っても初々しいでござるな。そんな所も可愛らしい」
『もう…』
橙色に染められた空を背景に、私達は二人の居場所へと帰っていったのであった______。
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ねこ - いつも影から楽しく見させて頂いております<(_ _)>3章を続けていくのもとても気になります…が、個人的にyu→ruさんの恋情シリーズも見てみたいな〜、と思ったので、私は3を選ばせて頂きます。 (6月20日 16時) (
レス) @page7 id: 491a8dd465 (このIDを非表示/違反報告)
ゆたんぽ(プロフ) - シリーズ3作目おめでとうございます✨私は3章がどんなふうに続いていくのか気になるので1です！ (6月19日 6時) (レス) @page7 id: dbdf82a303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年6月19日 1時
