佰捌話 ページ12
「お前、カカリコんとこからの差金か？」
『い、いいえ！全くもって違います！というか、なぜコーガ様がその格好を…？』
コーガ様はいつもの、イーガ団の仮面を被り、赤い装束に身を纏っていた。
「何故って、それが俺様だからだ！憎き勇者とゼルダを倒す為、日々ここで鍛錬してる！」
憎き勇者…？
ゼルダを倒す…？
ここで、私は2つの仮説を考えた。
一つは、過去に戻った事。
ゼルダ様に救援を願う、ずっと前の話。
しかし、この説の真偽はおそらく偽であろう。
何故なら、スッパさんが近くにいないからだ。
だが、コーガ様の"コーガ"という名は世襲制だと聞いた。
しかし、この事実があろうがなかろうが、それでもスッパさんが生きている時代に来た可能性の方が高い。
説明がしにくいので、私が知っているコーガ様の事はコーガさんと呼ぶことにする。
コーガさんの前のコーガ様だとすると、それは先の言葉と辻褄が合わなくなる。
彼は勇者、つまりリンクを知っている。
ということは、過去に来た説は薄い。
そしてもう一つ、私が考えた仮説。
それは、100年後に来た、という事だ。
厄災との戦いで、確か英傑達の子孫や後継にあたる者が100年後からやって来たと聞いた。
つまり、100年後の世界はある、ということ。
そして私達が先程いたハテノ研究所に来た理由としては、テラコの100年後の記憶が見られた、ということ。
つまり、100年後から来る事ができるのなら、こちらから行くこともできるという可能性がある事。
『こ、コーガ様！』
「あぁ？お前、イーガ団じゃないだろ！」
『信じてもらえないかとは思いますが、私は100年前のイーガ団なのです！』
「はぁ？」
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ねこ - いつも影から楽しく見させて頂いております<(_ _)>3章を続けていくのもとても気になります…が、個人的にyu→ruさんの恋情シリーズも見てみたいな〜、と思ったので、私は3を選ばせて頂きます。 (6月20日 16時) (
レス) @page7 id: 491a8dd465 (このIDを非表示/違反報告)
ゆたんぽ(プロフ) - シリーズ3作目おめでとうございます✨私は3章がどんなふうに続いていくのか気になるので1です！ (6月19日 6時) (レス) @page7 id: dbdf82a303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年6月19日 1時
