捌拾漆話※流血表現注意 ページ39
「おいおい、逃げてばっかじゃつまらないぜ？」
永遠に飛んでくるクナイを避けるのに必死で、いまだに相手に傷ひとつ…いや、近づくことさえできない。
皿、壺、思い出の品々…クナイがどんどん刺さっていっては壊れていく。
相手は強大すぎる。
私一人だけじゃ相手にならない。
私はなんとかして家から出ようと、身を翻して扉の方へ向かった。
『はっ、いけたっ…！』
油断や慢心は禁物である。
それは、身に沁みてわかっているはずなのに。
『っいっっっ！？』
腹に強い激痛が走った。
「一発目…」
刃物で斬られたとは思えないほどの激痛。
まるで、そこの部分が抉り出されているようなそんな感覚だ。
だが、家から出る事はできた。
門扉を経由して、私は一気に飛び上がった。
この家の場所がバレるなんて、あり得ない。
だってこの家は私達と姫、イーガ団しか知らないはず。
『…まさか』
イーガ団はフーマ軍の場所を知らないが、フーマ軍はイーガ団の場所を知っている。
私は嫌な予感がして、急いでアジトに向かおうとした。
が、今このままずっと彼に追われ続けていたら、アジトに招き入れる形になってしまう…。
私はハイラルに向かおうとしたが、急旋回をして森の方へ向かう。
なんとかここで撒けることができれば、向かえるかもしれない。
向かえなくても、時間稼ぎをすることができる。
私は森の方へ一気に駆け込んだ。
「鬼ごっこか？いいぜ、付き合ってやるよ」
私は木と木を伝ってなんとか攻撃を避ける。
腹の傷がどんどん痛んでいく。
「いつまで逃げんだよ」
とうとう私は追いつかれ、背中を殴られて体勢を崩した。
『くっ、』
「案外弱ったもんだな。じゃあな」
刀が振り上げられた。
私は目を瞑る事もできず、その光景を眺めていた。
やられる。
そう思ったが、その時横から何本かの矢が飛んできた。
「やらせないよ！」
「グレイさんっ！」
「ちっ、邪魔が入ったか…また会おうぜ」
サイカは消えてしまった。
助けに入ってくれたのは…。
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yu→ru(プロフ) - ゆたんぽさん» 途端に出てきたオリキャラについての感想ありがとうございます…！笑 めちゃくちゃオリジナルストーリーなので批評とか少し怖かったのですが、めちゃありがたいです…！😆 (6月19日 1時) (
レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆたんぽ(プロフ) - サイカが呪いを解くまでのストーリーが好きすぎます…😭 (6月19日 0時) (レス) @page50 id: dbdf82a303 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆたんぽさん» すみません〜、ちょっとバタバタしていて…笑まだまだ続きますよぉ〜〜〜！！！😆 (6月3日 19時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆたんぽ(プロフ) - 2日ぶりの更新！やっと正式にくっ付きましたね！！嬉しすぎて発狂しました…wこれからも更新頑張ってください！！！ (6月3日 0時) (レス) @page22 id: dbdf82a303 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆたんぽさん» いつもコメントありがとうございますぅ…！！！できるだけ毎日投稿をしてるので是非読んで下さると私が泣いて喜びます…😇 (5月25日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年5月21日 0時
