陸話 ページ6
「今なら君の質問、なんでも答えてあげるよ」
『本当ですか？！じゃあ…ヘブラツバキ、ってご存知ですか？』
「は？ヘブラツバキ？」
リーバルさんはきょとん、と首を傾げた。
「僕のことを聞くんじゃないんだね…あぁ、知ってるとも。ここから南東の方に咲いている。ヘブラツバキの群生地、とも呼ばれているよ。でも姫しずかに次ぐ絶滅危惧種だ。摘むにしてもあまりとっていくんじゃないよ」
『わかりました！ありがとうございます！』
「本当に変なやつ…」
私は宿屋に戻り、南東の位置をマークした。
大体この辺りだろう、と目星をつけておく。
「貴方、植物が好きなの？」
宿屋にいた人間…ハイリア人に声をかけられた。
『はい。植物を加工して売っていて…』
「へぇ〜？それなら、ゲルド地方にある植物もいいかもしれないわ。なんでも、潤い成分抜群の花があるとか」
『どんな見た目かわかりますか？！』
「さぁ…？赤い花とかじゃなかったかしらね」
『うーん…でも、ちょっと遠いですね…』
「あら、そう？結構ここを行き来してる人も多いのよ？」
『そうなんですか？…じゃあ、行ってみたいと思います！』
「えぇ、そうしなさい」
私は女性から聞いた情報を簡単にまとめて、ベッドに横たわった。
もう少し、帰るのが遅くなるかもしれない。
でも、それで家が少しでも裕福になるのなら…。
私はそう思いながら眠りについた。
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アッキー - 初めまして！スッパ夢見させて頂きました！凄く面白かったです！Twitter(X)もフォローさせて頂きました！アッキー@×OSP&T.K.familyというアカウントなので是非フォローしてくれると幸いです！無理なら構いません。 (11月25日 11時) (
レス) @page27 id: 9a164c919b (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひえぇ…コメありがとうございます…！！ (5月15日 0時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 恋心の利用は辛いですよね…この小説本当に感情移入ができるのが良すぎて泣きそうです… (5月14日 23時) (レス) @page36 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひゃああ！ありがとうございます！！！😭 (2023年5月10日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - めっちゃウズウズしますね🥰最高すぎます！！ (2023年5月10日 22時) (レス) id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年5月4日 23時
