伍話 ページ5
「宿屋があるからそこで一泊しなよ。僕はまだ仕事があるから行くね。それじゃあ！」
『ありがとうございました、ファインさん！』
私は彼に手を振り、宿屋を探し始めた。
宿屋は思ったよりすぐ近くにあり、長い長い階段を登らなくていいのだ、と安堵した。
「いらっしゃいませ！1名様のご利用ですか？」
『はい。一泊だけしたいんですけども…』
「でしたら20ルピーになります！…丁度お預かり致します！まだ夜まで時間があるので、お荷物はこちらで預からせていただきますので、リトの村を観光なさってください！きっと楽しいと思いますよ！」
『わ、わかりました。ありがとうございます』
宿屋の女性のハキハキ感に圧倒され、私は彼女の言う通り、村を探索することにした。
『綺麗だなぁ…』
「そこの君、そんな所で突っ立ってるなんて無作法じゃないの？」
ぼーっと景色を眺めていると、急に声をかけられた。
『わっ、す、すみません！景色が綺麗だなぁ、と…』
「ふぅん？ま、リトの村の景色はどこにも劣らない美しい景色だとは思うけどね」
目を向けると、そこには凛々しい紺色のリト族がいた。
『立派な羽ですね…！』
「…待て、君、僕を見てそれ以外に思うことはないのかい？」
『え？えーっと…』
「…まさか、君、このリトの戦士リーバルを知らないのかい？」
『えっと…ごめんなさい、知らないです…』
「変な人もいたもんだよ、全く。今までどこに住んでたら僕の存在を知らないでいれるのかい？」
『山で暮らしてまして…あまり世間のことについて知らないというか、わからないというか…』
「へぇ…。丁度いいや。君、僕についてきなよ。今から練習場に行くんだ。僕の凄さを見せてあげるよ」
リーバルさんに手を引かれ、少し遠い練習場まで連れてこられた。
「いいかい？そこから見てるんだよ」
リーバルさんは上昇気流を巻き起こすと、自身が持っていた弓と爆弾矢で的を次々と破壊していった。
『凄い…！』
「どうだい？この僕の華麗なテクニックは！」
『何も知らない私から見ても凄いと思います！』
「そうだろう？ふふ、君は見る目があるね」
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アッキー - 初めまして！スッパ夢見させて頂きました！凄く面白かったです！Twitter(X)もフォローさせて頂きました！アッキー@×OSP&T.K.familyというアカウントなので是非フォローしてくれると幸いです！無理なら構いません。 (11月25日 11時) (
レス) @page27 id: 9a164c919b (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひえぇ…コメありがとうございます…！！ (5月15日 0時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 恋心の利用は辛いですよね…この小説本当に感情移入ができるのが良すぎて泣きそうです… (5月14日 23時) (レス) @page36 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひゃああ！ありがとうございます！！！😭 (5月10日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - めっちゃウズウズしますね🥰最高すぎます！！ (5月10日 22時) (レス) id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年5月4日 23時
