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弍拾捌話 ページ29

「誰だ、お前は!」

コーガ様は指を差し、紫色のローブに身を包んだ男を威嚇した。

「アストルだ…そう喚くな。私はお前達に協力を仰ぎたいだけだ」

手に何やら怪しい紫色の光を放つ球と、下にある謎のガーディアン…。

それだけでさえ警戒の対象にも関わらず、このアストルという男はまるで、私達が仲間であるかのように淡々と言葉を続けた。

「お前達が厄災ガノンを崇拝しているのは知っている…。
王家に反し、対抗手段をうつべくして崇拝し、王家の撲滅を祈る…」

「お主、要件をはっきり申せ」

スッパさんが刀を抜こうとしていた。

「まぁ待て。私と協力する事で厄災ガノンの復活を早め、より強力なものにできる…。私はこのガーディアンを使って未来を見て、貴様らを動かす。貴様らは私に従って任務をこなし、厄災ガノン復活の為に貢献する…。どうだ?私と手を組まないか」

「…コーガ様」

「うぅむ…たしかに、復活はいいけどぉ…」

すると、アストルはコーガ様に向けていた視線をこちらに向けた。

「貴様はどう思うかね?小娘。私が言っている意味、わからないほど阿呆な娘ではないだろう?」

アストルは喉の奥でクツクツと笑った。

『私は…』

物申そうと思い口を開けようとすると、スッパさんがそれを制した。

「グレイ殿は気にする必要ないでござる。拙者達に任せておくでござる」

『…わかりました』

数分後、コーガ様はアストルの要求を飲んだ。

こうして、私達とアストルは手を組んで、厄災ガノン復活の為動き出すのであった。

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アッキー - 初めまして!スッパ夢見させて頂きました!凄く面白かったです!Twitter(X)もフォローさせて頂きました!アッキー@×OSP&T.K.familyというアカウントなので是非フォローしてくれると幸いです!無理なら構いません。 (11月25日 11時) (レス) @page27 id: 9a164c919b (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひえぇ…コメありがとうございます…!! (5月15日 0時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 恋心の利用は辛いですよね…この小説本当に感情移入ができるのが良すぎて泣きそうです… (5月14日 23時) (レス) @page36 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひゃああ!ありがとうございます!!!😭 (5月10日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - めっちゃウズウズしますね🥰最高すぎます!! (5月10日 22時) (レス) id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu→ru | 作成日時:2023年5月4日 23時

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