参話 ページ3
『よし、準備できた。ハーブの準備、図鑑、お金…』
「忘れ物があっても現地で調達すれば良い。何かしら売っているだろう」
『わかった。…行ってきます、お父さん』
「あぁ、行ってらっしゃい。無事に帰ってくるんだぞ、グレイ」
私は小さな小屋を後にした。
森を進み、山を越え…。
私はまず、アッカレ地方に向かうことにした。
その途中で、大きくそびえ立つ城が見えた。
『凄いなぁ…』
あそこには、姫がいるらしい。
父はあまり話してくれなかったが、ウオトリー村の人が教えてくれた。
なんでも美しい姫で、御年齢14の誕生日を迎えるのだそう。
しかし、封印の力？とやらに目覚めず、ずっと苦しんでいるらしい。
『馬鹿馬鹿しい…』
封印の力だとか、魔法だとか、呪いだとか…そういうものはないのに。
きっと皆神に縋り過ぎなのだ。
そう思っていると、どんっ、と衝撃が走った。
『あっ、すみません！！』
「Wow〜！こちらこそスミマセンネ！よく見てイマセンデシタ！」
大きなカブトムシのリュックを背負った、そばかすが特徴的な男の人は片言で私に誤った。
『露天を開いてらっしゃるんですか？』
「そうなんデ〜ス！何か見て行きますカ？」
品物を見せてもらうと、薬や矢、草などが売っていた。
『えぇっと〜…じゃあ、ハイラル草を5つください！』
「45ルピーネ！…アリガトウゴザイマース！テリーはドコでも商売シテイマス、またどこかでお会いシマショウ！」
『はい、ではまた！』
世の中には面白い人もいるんだなぁ、と思いながら私は目先にある紅葉の景色の中に足を踏み込もうとしていた。
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アッキー - 初めまして！スッパ夢見させて頂きました！凄く面白かったです！Twitter(X)もフォローさせて頂きました！アッキー@×OSP&T.K.familyというアカウントなので是非フォローしてくれると幸いです！無理なら構いません。 (11月25日 11時) (
レス) @page27 id: 9a164c919b (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひえぇ…コメありがとうございます…！！ (5月15日 0時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 恋心の利用は辛いですよね…この小説本当に感情移入ができるのが良すぎて泣きそうです… (5月14日 23時) (レス) @page36 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひゃああ！ありがとうございます！！！😭 (5月10日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - めっちゃウズウズしますね🥰最高すぎます！！ (2023年5月10日 22時) (レス) id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu→ru | 作成日時：2023年5月4日 23時
